犯罪被害に遭った人は、その犯罪そのもので受けた直接的な被害と、その後から世間の論調や何気ない他人の言葉から、直接的な被害以上に傷つけられてしまうことがあります。
それを、二次被害と言いますよね。
たとえば、性犯罪を受けた人にとって、性犯罪そのものを「一次被害」といい、その後に受ける他人の発言に、非常に傷つけられることを「二次被害」といいます。
- 「夜おそくに女一人で出歩くからだよ」
- 「前世で何か悪いことしたのよ、因果応報ってやつ」
- 「いつまでもクヨクヨしてちゃダメ!とにかく忘れるのよ」
- 「殺されなかっただけ良かったじゃない」
こういうことを言う人には、おそらく悪意はありません。
ただ無知なうえに被害者の本当の感情には無頓着なので、こういった不用意な発言で被害者の心を傷をもっと広げるのですね。。。
浮気事件でも、同じことが起こるのです。
浮気されて辛い思いをしている奥さんには、不倫者二人以上に、「世間一般の論調」という敵がいるということを、意識してください。
無防備でいると、「浮気されたのは奥さんに魅力がないから」「離婚は不幸よ!浮気されたことくらいガマンしなよ」という世間の人の言い分に侵されて、二次被害を受けてしまいます。
ただでさえ傷だらけで、ただでさえ孤独なのに、無防備に世間の言葉を信じてしまえば、簡単にメンタルやられますから注意してください。
浮気されて心身ボロボロのときは、とにかく、他者の意見を聞いて、モヤッとしたりイラッとするときは、自分を守るためにそれらの考えを取り込まないように気を付けてください。