ゆきりんごのブログ

最近不思議なことが起きている。
顔を持たぬ不特定多数の「ひとびと」が、
突如として
ひとりひとり顔を持った個人として
立ち現れてくるのだ。
今日もハイウェーを運転中それが起こった。
前後左右の車にそれぞれ
様々な人生を背負った人々が乗っている。
そして
自分の後ろに無数の人々が連なっている。
そう思ったとたん、
めまいに襲われた。
孤独だなんて思っていたけど、
気がつけば、
自分は人々の群れの中にいた。
同じ人間のひとりとして。

もうじきお別れの時が来る。
子供たちにさようならを言わなければならない。
この半年で子供たちは驚くほど逞しく成長した。
もう私なしでも十分に歩いていける。
でも私はあの子たちなしでやっていけるのだろうか。
あの子たちの美しい笑顔なしで
私はやっていけるのだろうか。
成長しなければならないのは
私の方らしい。
まださよならが言えない。

ふと思い立って
k.d. langのハレルヤを聴いてみた。
バンクーバー五輪の開会式で
彼女が歌ったやつ。
なんどもなんども聴いた。
そして
ここしばらく
もう何年も
何十年も
歌うことを忘れていたことに
気づいた。

