★「マッサン」第一号ウイスキー展示

★「マッサン」第一号ウイスキー展示
「マッサン」で町おこし ゆかりのさくら市 相次ぎイベント
NHKの連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった夫妻をテーマにした企画展「マッサンとリタの物語-日本ウヰスキーの父 竹鶴(たけつる)政孝と妻リタ」が二十一日、ニッカウヰスキー栃木工場があるさくら市で始まった。ニッカの第一号ウイスキーの実物など貴重な百点が飾られ、初日から千二百五十人が訪れる盛況ぶり。市内では別のイベントも開かれ、マッサンフィーバーに沸いた。


企画展の会場となった県指定文化財「瀧澤(たきざわ)家住宅」にある鐡竹堂(てっちくどう)(同市桜野)には、一九四〇年に発売されたニッカウヰスキー第一号の酒瓶と箱が展示された。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏(一八九四~一九七九年)が、スコットランド出身の妻リタに贈った本に「私が永遠に愛する妻、リタへ」などと書いた直筆メッセージも見られる。


来場者は展示品のショーケースをのぞき込み、「本物なんだね」などと言いながら見入った。塩谷町から夫と訪れた見形アキ子さん(67)は「ストレートに愛を伝えるのがすごい」と感心。宇都宮市の五十代の主婦も「リタさんの姿勢には学ぶべきことがあると思う」と、夫婦愛の深さに心を打たれていた。企画展は二十九日まで開かれる。

一方、「和(わ)い話(わ)い広場」(同市喜連川)であったイベントでは、ニッカウヰスキー栃木工場の前工場長の久光哲司取締役(56)が講演し、栃木工場のたるがドラマで使われたエピソードを披露した。竹鶴氏とリタの実像にも触れ、「投資家との交流など、リタさんが果たした役割が大きかった。竹鶴がウイスキーの父なら、リタはウイスキーの母」と解説した。

会場は立ち見が出るほどの人で埋まり、地元で「マッサン」と呼ばれて親しまれている那須烏山市の英会話学校経営、土谷長男(つちやますお)さん(68)も登場。ジャズ奏者のセミプロとしても活動する土谷さんは、バンド演奏や歌とともにクラリネットで朝ドラの主題歌「麦の唄」を披露し、聴衆も手拍子を合わせていた。

※東京新聞 2015年03月22日 08時10分 配信