本日はお休みを取って、先日のMRI結果を聞きに行った。
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病院長のいる部屋に入ると、いつも通りのニコニコ笑顔。「MRI新しくなっていたでしょう」という会話から始まった。


前回は「もう定年だからな」と呟いていたが、今回は「70まではいようかと思う」と言っていたので安心した。


手術していただくなら、彼以外考えられない。(加齢により正確な手術ができなくなったら嫌だが、あの感じだと大丈夫だろう)


「脳梗塞も腫瘍もない。問題ないね。じゃあ、例のところ、前回と比較してみようか」


実は今回、ある大きさまで達していたら手術をしようと決めていた。だからもう少しドキドキするかなと思ったのだが、割と冷静だった。


結果は、未破裂脳動脈瘤は前回から大きさが変化しておらず、再び経過観察。また半年後にMRIを撮ることになった。


ホッ照れ


私が「手術するなら絶対病院長が良いです。自信があるとおっしゃっていましたものね」と言うと、「勿論、自信あるよ」と満面の笑み。


毎回思うが、この強さは何だろう?
私よりも日々難しいことに向き合っているはずなのに、この柔らかい笑顔を作り出せるのはすごい。


患者をここまで安心させてくれる医者が増えると、もっと“心”が救われる人がいるんじゃないかな。


病院長と会うと、いつも色々なことを考えさせられる。私にってはすごくありがたい時間だった。








昨日、たまたまガンにより子宮を全摘した同僚と話をしていた。彼女、子宮全摘に関しては勿論ショックを受けたらしいが、治療自体は全く辛くなかったらしいびっくり


「抗ガン剤って点滴の色が違ってカバー被せられるので、あの人やってるなって分かるんです。私、よく他の患者さんに辛くないの?とか強いねって言われていました」


病状、進行具合とかにもよって辛さは違うと思うが、彼女は彼女なりにHappyなことを見つけていたらしい。


髪の毛は抜けていったが、編み込みなどのアレンジでオシャレしながら量を多く見せていたり。

仕事が激務だったから、ベッドの上でゆっくりしていられるなんて幸せとか。

麻酔は気持ち良い夢が見られるから、手術中は幸せな時間とか。


ガンが見つかった時、医師が彼女に色々なことを伝えようとしたが、「私には説明不要です」と言って最低限の話しか聞かなかった。後は家族が聞いたと。


なぜならマイナスなことを言われると、脳がそれをイメージしてマイナス思考に陥るから。「悪いことを考え続けたら死ぬなと思ったので」と話す彼女はやっぱり心が強かった。


術後は右足が全く動かなくなったと言うが、リハビリして今は普通に生活できている。転移が見つかっても再び抗ガン剤と放射線治療で乗り越えた。


「心がちゃんとしていれば人は簡単には死なない」と言うのは納得。彼女だから乗り越えられたような気がする。


そういえば、社長も脳出血で倒れて麻痺が残りながらも全国飛び回っているなぁ。そして「私にできないことはない。私は120まで生きる!」と言っている。笑


両者ともタイプは違うが、強い心を持っている点は共通している。


同僚の話があったから、私は今日冷静だったのかもしれない。