最近になって話題になっている「教育基本法」


ほんの些細な言葉遣いで論議を呼んでいるようですが・・・


どうも私には子供さんの質を向上させようと必死になっているようにしか思えないんですが(^_^;)


確かに子供さんの理解力や思考力が向上して行くことは大切ではあります。


ただ・・・


なぜ大人自身は努力する発想はないのかなと思うんですよねぇ・・・


自分たちが努力する目標はなぜ掲げないのだろうと。


教育は基本的には国民全員がその機会を平等に与えられるべきものです。


特に公立の学校はあらゆる面から見ても子供さんに平等な機会を与える場所であると思います。


より進学率の高い学校や進学そのものに関心が高い学校にどうしても限定して入学したい場合には私立にはそういうところもたくさんありますから・・・


あくまでに社会性や機会の平等性に関して考えれば公立学校の果たすべき役目は重要ですね。


しかし。。。


大人の理屈からすると学校のある意味を必死で見出すことが重要で・・・


そこに存在している教員の質に関してはあまり関心が払われていないように思います。。。


お子さんの質を向上することを目標にする前に大人の質を向上させることが大事だと感じますが。


教員は24時間通して教員であるという自覚を持つ必要がありますし、その重圧やリスクに対して正当な報酬があってよいと思います。


ただその自覚もないままでそれなりの報酬を受け取るということ自体が大問題なのであろうと感じますが・・・


教員免許の更新制は確かにある程度の質の向上には役立つのかもしれませんが・・・


何より採用基準をさらに厳しくする必要もあるかもしれませんね・・・そしてそれに応じた報酬を用意することも。


一流企業勤務の方が尊ばれるような状況では教員の社会的な立場は向上しているとは思えません。


社会的に見て教員という職務が尊敬され羨望されるような職業とならなければ優秀な人材はまず確保できませんから。


それは企業経営でも同じことが言えるでしょう。


教員の質を高めることが「学校再生」には重要なファクターと言えるのではないでしょうか。


学校も企業も人の集合体です。


優秀な人材がいてこそ多くのものを輩出できるのだと思います。


この両方を実践することに私は悪戦苦闘してますが・・・(^_^;)