この頃の浴衣ブームのおかげで色々なアクセサリーが注目されていますね。

例えば「かんざし」

いつも当然髪飾りだったのが最近では帯に挿してアクセサリーにされている方もいます。

あとは「扇子」

これは今までだと留袖のきものとの組み合わせで使われてたアイテムだったけれど浴衣と合わせるのが一般的になりました。

その他にも「帯留め」や「帯締め」なんかも浴衣に使われるようになってグッと一般的なアクササリーになりましたよね。


そんな中で昔から使われていたアクセサリーで「根付」っていうのがあるんですよ。

最近ではおばさまがたはお財布のチャックのところにぶら下げてる「かえる」とか「招き猫」とか見たことありませんか?あれが「根付」。

もっときものに近いところで言えば旅館の仲居さんが栓抜きを帯のところに挿し込んであるときに付けてある「根付」ぐらいを目にされてるかなぁ?

若い方が使ってるとすれば携帯のストラップとしてかもですね。


根付

(画像お借りしました)


実は実はこの根付ってすごーく奥深い芸術作品なんですよ。

江戸時代には魔よけとか幸福を招くものとしてお財布や煙草入れなんかに付けたりしてたものです。

全て手作りで作られていたため今ではその頃のものはものすごい高値で取引されたるするそうですが・・・

不思議なことにこの根付って海外でもすごく芸術性の高いものとして収集家がいらっしゃるらしく、以前イタリアの芸術書籍専門の本屋さんが出している新聞を見せていただいたことがあるんですけれどそこに「根付」のコレクションを集めた本がイタリア人向けに販売されている記事が載ってました。

恐らく第二次世界大戦後に海外にたくさん流出しちゃったんじゃないのかな・・・

粋なおしゃれを楽しむアイテムとして人気があったようですよ。


浴衣やきものの帯からちょこっと顔を出す招き猫やかえるさんも可愛いじゃないかな。

携帯のストラップとしても現在も大活躍みたいですけれど・・・(笑)

根付だと思って使ってらっしゃる方って少ないような気が・・・(笑)


根付をほしいと思われるのなら和物の小物屋さんに行かれると置いてあると思います。

骨董屋さんなんかだとすごく凝った作品もあるかも。

よかったらのぞいて見てくださいね。