幸せと感謝を記す100日チャレンジ57日目~♪
我が家のあたりは、なぜか昨夜、結構な雨
が降ったのです。 それで、今日もまた空気が洗われて実にすがすがしい朝

見上げたら泣きそうになりそうな素敵な秋空です。
ありがたや、ありがたや

昨日までかなり根を詰めてPCに向かったおかげで、
今週末締め切りの大物の仕事が8割片付きました。
おかげさまで全身カッチンコッチンに凝り固まっていますが、
「追われていない感」がある朝は、何ともリラックスできますね

ゆっくりと新聞なぞ広げてみましたら。

村上春樹氏のインタビュー記事。
じっくり読ませていただきました。
(それにしても、近影拝見し、
ああ、春樹さんも結構お年を召したのね…などと、
自分の加齢を棚に上げて余計な感想
)大学卒業してすぐのころ、
当時お付き合いしていた彼に薦められて、
羊をめぐる冒険を読んだのがたしか、春樹ワールドに入ったきっかけ。
なんか、今風なのかリアルなのかファンタジーなのか、
その頃から不思議な世界観に最初は戸惑った
「日本文学専攻科」出身のアタクシ。
でも一つかなり強く響いたのが、
春樹氏の言葉遣いの巧みさでした。
自分が言葉ではうまく表現できないようなもやっとした感情、感覚を
「言葉にしたらそういうことか!」と、
あとはメタファーの使い方ね。
村上文学について語り始めたら
そりゃーもう人の数だけ言いたいことはありましょう、という感じで、
私もキリがないんで書きませんが(笑)
インタビュー記事の中でおもしろいなぁ、と思ったのは、
(引用するのはまずいかな、一部だけね)
僕の作品で主人公が井戸の底に座っていて石の壁を通り抜けてしまうといった場面を、
欧米人は「ポストモダニズムだ、マジックリアリズムだ」みたいに解釈するけど、
アジアの人は「そういうことはあるかもな」と自然に受け入れてしまう。
アジアでは荒っぽくいえば、何がリアルで何が非リアルかは
表裏一体なんです、日本でもそうだけど。 (毎日新聞 2014/11/3朝刊より引用)
やはり、彼は人間が根源的なことを、
ファンタジーの衣を着たリアリティの中で、
私たちに気付かせようとしているのではないかな、と。
パラレルワールドしかり。
井戸の深~~いところでみなつながっている真理なり・・・。
以前、震災のあと、こんな記事を書きました。
この方が語るのを待っていましたこうしたことに、彼が直接的に語らないのには意味があることにも
インタビューでは言及しています。
再び引用。
直接的な意見を述べるとステートメント(声明)になってしまいます。
小説家はステートメントを出すのではなくて、
フィクションという形に思いを昇華させ、立ち上げていくものだと思います。
ただ、僕は日本の抱える問題に、共通して「自己責任の回避」があると感じます。
45年の終戦に関しても2011年の福島第1原発事故に関しても、
誰も本当には責任を取っていない。そういう気がするんです。

本質的に私たちがみずからそれを気付かなければ変わりようがない。
そこをどう刺激して変化すべき人には変化を促していくかが、
彼の中でのテーマなのかな、と思いました。
インタビューの全文というか全音声、春樹氏の生の語りを聞きたいです。
私もインタビューして、与えられた文字数の中で原稿を書くことを
生業としていますから、
このコンパクトにまとめられた記事の裏側には、
どれだけ切り落とされた話があるのかが容易に想像できます。
毎日新聞さん、お正月特集かなんかで、
ほぼテープ起こしに近い記事を読ませてくれないかなぁ(笑)
最近、アウトプットばかりで、なかなか本を読めていませんが、
読書の秋だし、今日は本当に気持ちがいいお天気だし、
本を読むためにちょっと外に出てみようかな。