儀徳町には「儀徳天神さんの唄」と呼ばれる民謡がある。しかし、現在は地元住民でさえ、この民謡を知る人は僅かである。


儀徳天神さんの唄
作詞作曲:不詳

儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

春はナー梅に鶯(うぐいす)

チョイと来て鳴きますホウホケキョ

サテ花見酒


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

夏はナー田植え田の草

菅笠(すげがさ)鉢巻(はちまき)頬被(ほおかむ)り

サテ祇園さん


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

秋はナー稲の刈取り

嬉しや積み込む米の山

サテ満作じゃ


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

冬はナー冬は雪降る

降る雪積れば年もゆく

サテ餅の音