以前までは無償というものがかっこいいと過信していた。
しかし最近本当はこの無償というものがいいことではないとまで思っている。

1年前、先輩に言われて入ったバスケットの委員会。
最初は楽だし休んでもいいから!という言葉を信じて入ったが、入ってみると全然楽とかそんなことはなかった。
朝早く集まり、夜遅く帰る、の繰り返し。
たいして仕事もないのに朝から集まって無駄な時間を過ごす。
もっと効率の良い方法があるはずだと思っているが、まだ入って何もわからず動いている私たちにとって苦痛なものだった。
私と同じく入った友達と辞めようと話していたことまである。

しかし突然その友達が何も言わずに辞めてしまった。
もちろんバスケ部を辞めたわけではない、委員会をだ。
私はそのときとてつもない絶望感とどうしてそんなに人のことが考えられないのか、という悲しい気持ちになった。
後輩いれて辞めればいいじゃん!
その友達にそう言われた。
その時にああ、この人は自分の利益しか考えられずほうれん草ができない人なんだ、私のことなんてどうでもよくて上辺の仲だったんだと思った。

その後、後輩を入れ、今も続けている。
もちろん悪いことだけではなくて、同期の友達や先輩と仲良くなれたことはとても良かったことである。
しかし、試合の度にみんなに大変だね、、と言われると気持ちが萎えてどうしようも無い怒りが込み上げてくる。
なんで私だけが!
と何回思ったかわからない。

私が伝えたいことは、
その委員会があるからバスケットができてるのであって、その人たちの支えがあってこそできていることを忘れないでほしいという切実な願いである。
また、影で頑張っている存在に目を向けて配慮することがとても重要であるということである。