こんにちは、瑞生です。
自分はノンバイナリーで、そしてパンセクシャルです。
それに加えて、躁鬱やADHDといった、ちょっと個性的な心の波や特性も持っています。
「なんだか生きづらいな」「周りの人と少し違うのかな」と感じる瞬間は、正直たくさんあります。
特に「誰を好きになるか」ってことになると、社会の「型」に合わない気がして、ずっとモヤモヤしていました。
この記事を読んでくれているあなたも、
「自分の恋の相手に性別って関係あるのかな？」「誰を好きになってもいいのかな？」
って、ちょっと立ち止まって考えているかもしれませんね。
この体験記を読んで、性別とか関係なく、誰かを愛するって、こんなに自由で素敵なことなんだって、
少しでもホッと安心してもらえたら、すごく嬉しいです。
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「好き」に性別は関係ないんだって、最近になって気づいたこと
自分が、誰かに対して「好きだなぁ」「恋しいなぁ」って思う気持ちに、
相手の性別が全く関係ないんだってハッキリ分かったのは、本当にごく最近のことなんです。
昔から、人に対する「憧れ」や「好意」は、性別を飛び越えてやってきていました。
例えば、中学生の頃には、同性の女性の先輩を心の底から素敵だと思っていましたし、
ゲームのキャラクターなんかも、性別関係なく魅力を感じていました。
でも、それを「恋心」と呼ぶのには、どこかブレーキがかかっていたんです。
「『バイセクシュアル』なのかな？でも、その枠にも完全にはハマりきれない気がするな」
こんな風に、頭の中でグルグル考えて、自分を無理やりどこかの枠に当てはめようとしていました。このモヤモヤが、ある出来事でパッと晴れたんです。
TikTokで見つけた「恋心」
きっかけは、TikTokに動画を投稿している女性の方でした。
その方に対して、ハッとするほど強烈な「恋心」と呼べる感情が湧いてきたんです。
その瞬間、「あ、そうか」って、雷に打たれたみたいに確信しました。
「自分の『好き』っていう気持ちにとって、
相手が男の人なのか、女の人なのか、それ以外の性別で生きているのかは、
本当にどうでもいいことなんだ」
性別とかジェンダー（性自認）よりも、その人の考え方とか、表情とか、声とか、その人間そのものが、自分は好きなんだって気づいたんです。
あれこれ悩んでいたのが嘘みたいに、「ああ、こんな単純なことでいいんだ」って、目の前が明るくなりました。
視野が広がって、世界がカラフルになった
この気づきを得てから、自分の世界がガラッと変わりました。
恋愛に、「男の人と女の人の役割」なんて、重たいものを背負わなくていいんだ。
自分の「好き」を、社会が作ったたった二つの枠に無理やり押し込めなくていいんだ。
パンセクシャルっていうのは、「性別に関係なく、全ての人を愛する可能性がある」って意味なんですが、
自分にとっては「愛するときに、性別っていう要素を意識しない」っていうことでした。
大切なのは、目の前の人がどんな性別を持っているかじゃなくて、その人がどんな人なのか。
性別っていうフィルターが外れたおかげで、もっとたくさんの人が、もっとカラフルに、魅力的に見え始めたんです。
本当に、心の底から安心感を覚えました。
マイノリティーの自分がたどり着いた「心の居場所」
性別にとらわれない愛の形を受け入れられたおかげで、今はとても心が軽いです。
この体験から、今悩んでいる皆さんへ、一番伝えたいメッセージがあります。
世界って、あなたが想像しているよりもずっと広くて、本当にいろんな人がいます。
これは、当たり前だけど、すごく大切なことです。
そして、今の時代は、そういういろんな人たちが、自分らしく堂々と発信できる場所が、少しずつ増えてきています。
自分自身を決めつけなくて大丈夫
自分のセクシュアリティや生き方について、迷ったり悩んだりするのは、ごく自然なことです。
もしかしたら、「自分はこれだ！」って決めても、また少し違っていたり、
時間が経って変化したりするかもしれません。
焦って自分にラベルを貼る必要はありません。
自分で自分の視野を狭くしたり、「自分はこうでなきゃいけない」って決めつけたりすることは、しなくていいんです。
自分のことがハッキリしない期間は、落ち着かないかもしれません。
でも、どうか肩の力を抜いて、深呼吸してみてください。リ
ラックスした状態のほうが、意外な発見があったり、大切なことに気づけたりするものです。
あなたの愛の形は、誰かと比べる必要のない、あなただけのものです。
どうか安心して、自分の心の声に優しく耳を傾けてみてください。
きっと、あなたにとって居心地のいい「心の居場所」は、すぐそばに見つかりますよ。
最後に
自分はこれからも、性別とかジェンダーとか関係なく、ありのままの自分と、ありのままの相手を愛していきます。
この記事が、あなたの心のざわつきを、ほんの少しでも穏やかにする助けになったら嬉しいです。
知っておくとちょっと安心な言葉
パンセクシャル（Pansexual／全性愛者）：相手の性別やジェンダー（性自認）に関係なく、すべての人を愛する可能性がある「好き」の形のこと。
ノンバイナリー（Non-binary）：自分の性別を「男性」か「女性」のどちらか一方に限定しない、多様な性のあり方を持つ人のこと。
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