*コミックス未収録の内容に微妙に触れてます。
ルームランプ以外光のない部屋で、独り紫煙を燻らせる。
深く吸い込んで肺腑まで満たして、ゆっくりと吐き出すのは溜息に近い。
時折煙の代わりにビールを流し込んで、また煙を求める。
怠惰なまでにゆっくりと、それが限界に短くなるまで。
灰皿はすでに溢れんばかりに一杯で——いやすでにいくつかは乗り切らずテーブルに散乱している——これ以上は無理だと訴える。
なので今は空き缶を代替に利用していた。
それもすでに3つ目だが替えは山程そこらに転がっており問題ない。
自分では無茶をしているつもりはまったくないが、懸念していることはそれなりにあった。
煙草は依存性が高い。
敦賀蓮は煙草を吸わないから、今後自制が必要になる。
元々敦賀蓮の為に禁煙したというのに。
「面倒だ…」
その呟きは敦賀蓮のものではない。
誰も見ていないこの空間で、自分は自然とクオンだった。
正確にはカイン・ヒールでいる訳だが、演じているのはクオンだった。
いや、カインとクオンはほとんど同じだ。
闇を内に潜めてしまっても、カインの心はクオンがよく知っている。
【敦賀蓮】というフィルターを通さず、今クオンがカインを演じていた。
「楽、だな…」
素の自分で演じることがこんなに楽だったとは。
それは何年も忘れていた感覚だった。
思いはそのままその感覚を蘇らせてくれた彼女へと馳せる。
自分を救ってくれた感謝しきれない愛しき彼女——今は妹だ——とはしばらく会えないことになっている。
毎日離れることなく、むしろ手を伸ばすまでもなく触れ合える距離にいた彼女。
ただ傍にいてくれるだけで安らぐ存在が急にいなくなった。
昼はあんなに殺伐としたものだっただろうか。
夜はこんなに静かで、寂しいものだっただろうか。
「セツ……」
相手のいない呼びかけは、ただ虚しく空間に消えるだけ。
逢いたい。
そんな想いを抱いているのはきっと自分だけだ。
あの娘は今、カインを想う妹ではないのだから。
惰性で次の煙草に手を伸ばす。
が、箱はすでに空だった。
(あといくつかコートに入っていたか…?)
立ち上がり向かう。
記憶どおりあった箱を適当に掴んで、またソファへ戻る途中、ふと窓の外に目線を向けた。
黒い空に浮かぶ、赤みがかった満月。
「・・・・・」
——月を見ると哀しくなる。
誰かがそんなことを言っていたのを思い出した。
自分は月に対して何の感慨も湧いてはこない。
けれどどことなく気になる月だったから、徐に携帯を取り出しカメラに収めた。
それを唯一登録している彼女のアドレスへ送る。
今セツではない彼女の邪魔をするつもりはない。
だからきっと律儀に電源が切られているであろうセツの携帯に送った。
その一瞬はカインでもあり、クオンからでもあり。
彼女が再び携帯の電源を入れるときには、カインの想いしか残っていないだろう。
今はその程度でいい。
「いつか…」
いつか彼女に、役者であるクオン・ヒズリを見てもらえたら。
かけがえのない、存在として。
"Need you."
月にただ一言、想いを添えた。
—————
謎…
最新号を読んでこの妄想に戻ったとですよ。
カインの携帯のアドレス帳には、セッちゃん以外の登録はないと思うです。
そして幸せな連休が終わってしまいましたね…(鬱)
うう、仕事行きたくない…(≧д≦)
仕事行く前になると、誰か車で轢いてくれって思います←
そのくらい嫌だと会社のメンタル診断で告げたにも関わらず結果は「異常なし」ですけどねー!
ちぃっ、このブ@ック企業め(`ω´ )
ルームランプ以外光のない部屋で、独り紫煙を燻らせる。
深く吸い込んで肺腑まで満たして、ゆっくりと吐き出すのは溜息に近い。
時折煙の代わりにビールを流し込んで、また煙を求める。
怠惰なまでにゆっくりと、それが限界に短くなるまで。
灰皿はすでに溢れんばかりに一杯で——いやすでにいくつかは乗り切らずテーブルに散乱している——これ以上は無理だと訴える。
なので今は空き缶を代替に利用していた。
それもすでに3つ目だが替えは山程そこらに転がっており問題ない。
自分では無茶をしているつもりはまったくないが、懸念していることはそれなりにあった。
煙草は依存性が高い。
敦賀蓮は煙草を吸わないから、今後自制が必要になる。
元々敦賀蓮の為に禁煙したというのに。
「面倒だ…」
その呟きは敦賀蓮のものではない。
誰も見ていないこの空間で、自分は自然とクオンだった。
正確にはカイン・ヒールでいる訳だが、演じているのはクオンだった。
いや、カインとクオンはほとんど同じだ。
闇を内に潜めてしまっても、カインの心はクオンがよく知っている。
【敦賀蓮】というフィルターを通さず、今クオンがカインを演じていた。
「楽、だな…」
素の自分で演じることがこんなに楽だったとは。
それは何年も忘れていた感覚だった。
思いはそのままその感覚を蘇らせてくれた彼女へと馳せる。
自分を救ってくれた感謝しきれない愛しき彼女——今は妹だ——とはしばらく会えないことになっている。
毎日離れることなく、むしろ手を伸ばすまでもなく触れ合える距離にいた彼女。
ただ傍にいてくれるだけで安らぐ存在が急にいなくなった。
昼はあんなに殺伐としたものだっただろうか。
夜はこんなに静かで、寂しいものだっただろうか。
「セツ……」
相手のいない呼びかけは、ただ虚しく空間に消えるだけ。
逢いたい。
そんな想いを抱いているのはきっと自分だけだ。
あの娘は今、カインを想う妹ではないのだから。
惰性で次の煙草に手を伸ばす。
が、箱はすでに空だった。
(あといくつかコートに入っていたか…?)
立ち上がり向かう。
記憶どおりあった箱を適当に掴んで、またソファへ戻る途中、ふと窓の外に目線を向けた。
黒い空に浮かぶ、赤みがかった満月。
「・・・・・」
——月を見ると哀しくなる。
誰かがそんなことを言っていたのを思い出した。
自分は月に対して何の感慨も湧いてはこない。
けれどどことなく気になる月だったから、徐に携帯を取り出しカメラに収めた。
それを唯一登録している彼女のアドレスへ送る。
今セツではない彼女の邪魔をするつもりはない。
だからきっと律儀に電源が切られているであろうセツの携帯に送った。
その一瞬はカインでもあり、クオンからでもあり。
彼女が再び携帯の電源を入れるときには、カインの想いしか残っていないだろう。
今はその程度でいい。
「いつか…」
いつか彼女に、役者であるクオン・ヒズリを見てもらえたら。
かけがえのない、存在として。
"Need you."
月にただ一言、想いを添えた。
—————
謎…
最新号を読んでこの妄想に戻ったとですよ。
カインの携帯のアドレス帳には、セッちゃん以外の登録はないと思うです。
そして幸せな連休が終わってしまいましたね…(鬱)
うう、仕事行きたくない…(≧д≦)
仕事行く前になると、誰か車で轢いてくれって思います←
そのくらい嫌だと会社のメンタル診断で告げたにも関わらず結果は「異常なし」ですけどねー!
ちぃっ、このブ@ック企業め(`ω´ )