*ラスト少し修正しました。






「君は蓮の何を信じていた?」


社さんはひどく冷たい眼をして私に問うてきた。


「なに、って…」


そもそも蓮さんを疑ったことなんてない。

"すべて"、と即答しようとした。
けれど実際は言葉にはならず詰まってしまった。

疑ったことはない。

でも…"すべて"委ねられていただろうか。
"すべて"、はそんな簡単な言葉だろうか。

私は蓮さんの"すべて"を信じていた?

ふと別れを怯えた日々が蘇る。
"すべて"を信じることができなかったから私は怯えたのではなかったの?


——なら何を信じていたのだろう?


愛?

…永遠はないと思っていた。

言葉?

…幸せな言葉をもらうほど、いつそれが逆の言葉に変わるのか不安だった。

態度?

…いつか私の存在が疎ましくなる日が来る。


「——根拠は?蓮は、そういう奴だったか?」


いいえ。

蓮さんはいつも私を幸せにしかしなかった。

だから私は怖かった。
幸せに身を任せるのが。

永遠を願ってしまうようになるのが。

自信がなかったから。
自分を信じることも出来なかったから。

すべて私自身の思いだとすれば。


ああ…私は蓮さんの…何を、今まで。



「君は何も信じなかった」



私は何も信じていなかった。

棄てられて、当然。



——そう認めても。


社長は更に弾劾し、私の罪を暴きにかかる。



罪すら信じることの出来ない、私の前で。







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毎年年末に風邪を引くのが定番なのですが、今年は少し早かったようで。
今年のは胸のムカつき?←熱は38℃でも平気で活動出来る平熱子ども体温なので問題なし。
鼻水が滝のように止まらないのはいつものことで…ずび。

皆様、ご自愛下さいませ(´・ω・`)