SS【避難家】のカインセツver.・・・というかただのボツネタ。←書き出したものの特に膨らむことなく終了。





煙草を買いに部屋を出てから、ほんの数分後のことだった。

残って食事の準備をしているはずの妹から電話が入る。
ついでに買って来て欲しいものがあったのかと通話ボタンを押し携帯を耳にあてると、


「兄さん…っ!」


愛してやまない可愛い妹の切羽詰まった声。


「どうした?」

「は、早く戻って来て…!」


何故か声をひそめて訴えてくる妹にただならぬ事態が起きたのだと察した時には、すでに走っていた。



「兄さんっ」


部屋に戻るとセツカが涙を滲ませながら駆け寄って来る。


「何があった?」

「で、出たの…」

「何が」

「アレよ…!さっきカーテンの裏に逃げたわ…」

「アレ…?」


セツカの指差す方へ向かい、カーテンを引いてみる。
すると、


「いやあぁぁぁぁ!!」


アレとやらが現れた瞬間セツカが悲鳴を上げた。

「ああ…」

セツが一番嫌悪しているヤツだ。

足元のそれにとりあえず足で潰すかと思ったところでセツカが止めに入る。


「やめて兄さん!靴が汚れるわ!!」

「素手よりマシだろう」

「いやぁ…っ、あ!はい、コレ!コレ使って!!」


差し出されたのはセツカが昨日読んでいた雑誌だ。
結構な厚みがある。
それをヤツの上から叩きつけ、雑誌の上から踏みつけた。

わざわざ雑誌を持ち上げ結果を確認するまでもないだろう。
離れて見ていたセツカもようやく安堵の表情で深い息を吐いた。


「ありがとう兄さん。ゴメンね、出かけてたのに」

「構わん。それよりどうする?」

「え?」

「俺は今から可愛いお前を恐がらせ泣かせてくれた礼をしにフロントへ行くつもりだが?その後部屋を変えてもらうか、違うホテルに移るかどうしたい?」

「もちろんホテルを変えたいわ。でも事務所を通さないといけないだろうし、今夜は部屋を変えてもらうだけで我慢する」

「わかった」

「あっ、兄さん待って!アタシも行く!こんな部屋に1人にさせないで」




数分後。


フロントは、1人の妹を愛しすぎる兄によって恐怖の坩堝と化した。






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ホテルでもイニシャルがGなヤツは出るんデスよ…(体験談)
大の虫嫌いにとって、こればかりは謝られて済む問題じゃないわ!と。←返金の上違うホテルに移りました。

そして今年も我が家に出たんデスよ…(><)
1年に1度、7月に決まって遭遇…七夕か!
今年も瞬殺できましたが、私のテンションはだだ下がり。
この勢いで昏い話(【救済】とか)に取りかかろうかなと。