ご職業は何ですかと尋ねられたら宗教家ですと答えるし、屋号は何ですかと尋ねられたら宗教家ですと答える。まず生まれて来た上で自身の遺伝子DNAは何かと言えば、聖徳太子第三皇子麻呂古親王の直系であるので、最初に人間としてどうあるべきかが決められている。道徳は当たり前のこととして、生き方に神道、仏教、景教が馴染んでいる。道に完成は無いので宗教とは何かを見定めて研究していくのが、宗教家のライフワークとなっている。
そもそも、宇宙とは何で人間とは何なのか、その問題は科学や物理学をもってしても解明できないが、宗教家として体験し解っていることは、この地球上の世界では、異次元、異世界、あるいは超自然的な何らか、それを神や仏と呼ぶのかもしれないが、「意識で通じる偉大なる何者か」との通信が修行なのであって、それを阿耨多羅三藐三菩提（あのくたらさんみゃくさんぼだい）、無上正等覚、すなわち悟りと呼んでいるが、自らも修行し、人類人間生命のために教化、伝導していくことが使命であり宗教家としての任務なわけである。
分からないものを分かるように解明することは、例えば日本の哲学書、道元禅師著正法眼蔵生死の巻で披露された通り、禅瞑想でどのようにするか、どんな心境で挑めばよいかなどが分かるし、自身が禅瞑想をして止観して、脳内の通信で、異世界から来るものを見極めようとする努力もまた必要となる。これもまた、努力したからと言って到達できるものでもなければ、努力しなくても、すぐに到達できるようなもので、向き不向きがある。
昨今の神道ではアミニズム的に、生物や無機質を問わずに、全ての物には霊魂が宿っているとする誤魔化しに執着するが、存在を存在させ霊魂を介するものもまた光子なのであり、大祓祝詞の中の太祝詞（布都能理斗）のひふみ祝詞をよく読解すれば分かるように、黄昏れ、まどろみの、レム状態に、異世界との通信が開く。それは疑似的に薬物を使っても、疑似的なもので本当とはならない。本来人間生命が持つ能力は、それは日本人種としてでしか分からないが、人間は、中期的な創造者がそう仕組んだ通り、神の領域すなわち異世界と通信が出来るように遺伝子レベルで造られている。
宗教家は、それを祝詞や禅瞑想で伝えることが、いわゆる仕事であるが、自分自身がどのような際に、異世界と繋がったのかを、色々お話しして体験談を伝えることが、使命であり任務である。
宗教家として、道徳を持ちながら、異世界との通信で例えばどんな利益があるのかについては、医学的な恩恵があるということを広く知らせたいものである。自身が、医科学や物理学に興味を持っているが、そのようなことを遥かに超えて、奇跡としか言いようがないことを現成される。
愛、慈愛、慈悲心、敬謙であること、通信の相手を「あなた」あるいは「あなたさま」として、誰とは特定せずに、意識で、思念で通信する。なので、心の状態がいつも美しくあらねば到達できない。そのために、仏教の16条戒をお伝えしている。
宗教や学びで右往左往するのではなく、ピンポイントで最重要なところ。心の運用について16条の決まりがある。
十六条戒
三帰戒（さんきかい）
・帰依仏 （素直になる）=裁かない、決めつけない、判断しない
・帰依法 （決まりを守る）
・帰依僧 （仲良く生活する）
三聚浄戒（さんじゅじょうかい）
・摂律儀戒（しょうりつぎかい） （善いことだけをする）
・摂善法戒（しょうぜんぽうかい）（善行に励む）
・摂衆生戒（しょうしゅじょうかい）（世に利益する）
十重禁戒（じゅうじゅうきんかい）
・不殺生戒（ふせっしょうかい）（命を大切にする）
・不偸盗戒（ふちゅうとうかい）（盗まない）
・不貪婬戒（ふとんいんかい）（不倫をしない）
・不妄語戒（ふもうごかい）（誤解を受けることを言わない）
・不酤酒戒（ふこしゅかい）（酔って生業を忘れない）
・不説過戒（ふせっかかい）（責めない）
・不自讚毀他戒（ふじさんきたかい）（中傷しない）
・不慳法財戒（ふけんほうざいかい）（善いものは分け合う）
・不瞋恚戒（ふしんにかい）（怒らない）
・不謗三宝戒（ふほうさんぼうかい）（素直になり、
【阿耨多羅三藐三菩提】あのくたらさんみゃくさんぼだいの追究が経典の本質。なので、般若心経にも妙法蓮華経にも阿弥陀経にもこれがある。仏教のほとんどは鑑真大和尚が持ってきたので、念仏も、摩訶止観も、勤行も、別々なものではなく、あのくたらさんみゃくさんぼだいに通じるための法門。仏教は16条の戒律を纏ったときから、誰でも出来る。物理学、光子と脳の研究が、あのくたらさんみゃくさんぼだいに通じる何らかを推すことだろう。
宗教家 曹洞宗宗侶 千田寛仁
℡090-9428-2272
