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Illsによる手記

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今この瞬間に世界が救われていても誰も分からない。
今この瞬間に僕が変わっていても僕は気付けない。
そうして無くしてしまっても在ったことを証明できないし、無かったことも証明できない。
だから僕は忘れないよ。
もう名前も思い出せないのに。
顔も覚えていないのに。
ここにこうして書いても消えてしまうかもしれない。
だけど僕はずっと覚えておくよ。
きっと決して会わないけれど。
君は何をしたんだ。
君は何処に居るんだ。
どうして僕だけが覚えているのかな。
君は一体誰なんだ。
忘れちゃったら消えちゃうのかな。
忘れなくても今此処に居ないなら消えちゃったのと同じなのかな。
どうしても何処かに居る気がしてならない。
いつか僕達は会うのかな。
会いたいとも会えるとも思わないけど。
それがいいことなのか悪いことなのかも分からないけど。
とにかく、
何処かに居る君の傍に、誰かが居てくれますように。