池袋を歩く私
格好は学校の制服
黒のズボン、白の半袖Yシャツ
ズボンにシャツを入れるスタイル
それはまるでちょっとおかしな格好である
ここが池袋でなく、千石とか巣鴨辺りならこの格好も普通にみえた
しかし、ここは池袋であるが故に私は変人にみえる
あたりを見回せば、ダボダボのTシャツにズボン、キャップにタグを首にぶら下げた人が大勢歩いている
普段見かけるスーツでびしっと決めて出勤をしているであろうあの人も、ダボダボな格好でいる
まるでそれは"ラッパー"みたいだ
音楽には流行っていうのはどんな時代にもあって、前だったらフォークソングや松田聖子、少し前ならどのジャンルの曲にもアイドルがいた時だ
じゃあ今の流行は?
それは今や、ラップだ
ある有名バンドがラップを始めたのだ
ただそれだけなら、流行りもせず、方向性を間違えたなとか言われていたであろう
しかし、日本のHIPHOP業界でも実力派と言われていたあるグループがリリック(歌詞)を考え、ライブにも協力し、宣伝も大々的に行ったことにより、そのバンドのラップは限りなく本物に近いそれに近付いた
極めつけは、その格好であった
その曲を作る前は、清楚な格好をしての活動だったが、HIPHOPのような格好をして彼らはライブ活動にTVに出演
さらにはレコード大賞を受賞し、国にも表栄されるような存在になり、武道館ライブですら果たしたのであった
それによりHIPHOPの中でもラップが流行りはじめていった
私が通っている高校、ここ南池袋高等学校はその影響によりシャツ出しをしても怒られず、第一ボタンを開けていても咎められず、格好に関して言えば怒られることはなにもなかった
さらにこの高校はラップ部というのがあり、トラックメイキングに作詞までし、ダンス部ともコラボもしている
ダンス部・ラップ部は全国大会優勝の常連であり、そのこともあり全国のミーハー中学生からの希望が多く、毎年文化祭もHIPHOPイベントを開いては有名アーティストも呼び、倍率は例年高くなっているのだった
そんな私がなぜこの高校に通っているか?
近いから、それだけだ
