一人暮らしを真剣に考える。
大学に通う四年間を、高知で一人過ごした。
大学生は事あるごとに集まり、酒を飲み、鍋をする生き物である。
なので「一人過ごした」というのは少し間違えている。
友達がたくさんいた。信じがたいことに。
もし今一人暮らしを始めると、地元の友たちがほとんど県外に出ている自分は、孤独死を迎える可能性まである気がする。
しかしながら今よりも自由にはなれる。
それ相応に義務も生まれる。
寝坊しないように起き、自分の弁当と朝食、夕食を作り……つまり家事全般を自分でこなす義務である。
が、大学までは出来ていたわけであるから、何となくやれそうだ。
姉が地元を離れ、公務員として働いている今、老いた両親の介護はすべて自分に委ねられるのではないか、という不安もある。
正直両親の介護をする気は全くない。
理由を聞かれても困る。
一刻も早くこの家を離れなければならぬ。
今夜はとても楽しいことがあった。
こういう日はその楽しい気持ちを抱いたまま、夢の中で体験を反芻出来ることを祈りながら眠るのが一番良い。
私という人間が、あんなにも流暢に、相手を楽しませることができるとは。
彼女の為なら私は世界一のコメディアンになってみせよう。