最近、情報という授業で、自分の好きなもの、好きなことについて発表しなければならなくて、何にしようかなあと悩んでたんです。

 

でもまあ、僕の好きなことといえば音楽鑑賞か、読書なので、それについて発表しようかなあと大まかに決定し、結局は僕の好きな本について発表することにしました。僕はあまり音楽が好きだとばらしたくないんですよね。陽キャ連中が聞いてる音楽とは全く違う音楽を聴いていますし、それに、なんか恥ずかしいし……。

 

でも何か、頭の中でもし僕が音楽鑑賞のことについて発表するなら、どんな発表になるかなあと妄想して、誰かに語りたくなったので、こうしてブログに書くことにしました。タイトルの通り、僕は今までの人生で一番好きな「名前を付けてやる」について話そうかなと思います。

 

 

名前をつけてやるといえば、スピッツの二枚目のアルバムです。「物申したいこと」というブログに、個人的に思うスピッツの遍歴について書きましたが、その中の言葉を使うとすると、初期のアルバムになります。

 

ライドやマイブラなどのシューゲイザーの要素と、前作にも見られた歌謡曲の要素を融合させた作品となっています。メンバー曰く「ライド歌謡曲」というのを志向して作られたのこと。

 

二千二年に再発されたライナーノーツの中では、田中宗一郎氏が本作を絶賛しています。因みに、今確認した所、僕の持っている奴には入ってませんでした。まあ、中古で買ったから仕方ないのかもしれませんが。

 

僕がこのアルバムを初めて聞いたのは、確か中学校二年生のことでした。当時は毎日のようにこのアルバムを聞いてましたね。個人的に、当時好きだった曲は、「胸に咲いた黄色い花」です。xtcの「mayor of simpleton」のリフへのオマージュのイントロから始まるこの曲ですが、僕はそれを知るまで気づきませんでした。「ああ確かに言われてみれば」みたいな感じで。

 

それでは、適当にさらりと全曲について触れて行こうと思います。

 

 

 

一曲目「ウサギのバイク」

アコギのアルペジオから始まるこの曲。一曲目がラララとTututuだけで一番は歌われています。これだけで何か変わった曲だなあと思いますよね。この曲はネオアコに部類される曲ではないかなあと思います。草野さんもお気に入りに上げる曲の一つです。

 

二曲目「日曜日」

歪んだギターが印象的な曲。個人的に、リフの時のドラムが凄い好き。

 

三曲目「名前をつけてやる」

本作の表題曲。多分シューゲイザーに影響を受けたサイケデリックなイントロが素晴らしいです。個人的に、この曲は歌詞に注目してもらいたいのです。「名前をつけてやる」などと言う表現、中々出てこないですよね。僕はスピッツの歌詞解釈に関してはここに書くつもりはありません。それは人それぞれだと思うからです。でも、本当に、素晴らしい歌詞だと思います。

 

四曲目「鈴虫を飼う」

この曲は、ネオアコなのだろうか、或いはシューゲイザー?うーん……。僕の音楽知識では良く分かりません。でもまあいい曲です。良いメロディいです。本当に雑ですみません。

 

五曲目「ミーコのギター」

スピード感のあるハードロックな一曲。ミーコの彼はミーコの彼じゃないとかいう意味不明なフレーズ(笑)。

 

六曲目「プール」

このアルバムを最高傑作として挙げる人の大半はこの曲をスピッツのフェイバリットに上げます。僕もそのうちの一人です。この曲は完全にシューゲイザーですね。素晴らしいギター。文句なしのメロディ。スピッツの最高傑作の一つではないでしょうか。

 

七曲目「胸に咲いた黄色い花」

この曲に関しては前述したとおりです。文句なし。

 

八曲目「待ち合わせ」

ミーコのギターのような曲。つまるところハードロック曲です。中二の時は、なんか悲しい曲だなあと思っていました。

 

九曲目「あわ」

ジャズを意識して作られたのだそう。アウトロが好きですね。

 

十曲目「恋の歌」

パンクバンドだったスピッツが今のような曲調にシフトしたきっかけともなった曲です。

本作のアマゾンレビューにこの曲は全ての恋する男子に聞いてもらいたいみたいなものがあって、本当にその通りだなあと思いました。

 

君と出会えたことを僕 ずっと大事にしたいから

僕がこの世に生まれてきたわけにしたいから

 

あくまでもそれが願望でしかないところが、この曲の、悲しくて切実なところだと思います(結局歌詞について書いてしまっている……。考察ではないからいいのだろうか……)。この曲について語っているとくだらない自分語りをしてしまうので、此処で切ります。

 

十二曲目「魔女旅に出る」

スピッツがストリングス初めて導入した曲です。この曲でタッグを組んだ長谷川さんと、ミニアルバムである「オーロラになれなかった人のために」を作ります。そしてそこで得たものを使って「惑星のかけら」は作られるのです……。藤井五段(もう六段でしたっけ?よく知らないんですけど……)も絶賛しています。僕はそれほど好きではないです。

 

 

……という感じでした。

これを書きながら思ったんですけど、こういう感じでクラスメイトの前で発表するのは、僕には無理ですね。とはいえ、だれかにこの話をしたいという欲求は解消されたので、まあいいかなあと思いました。まる。