中学校一年生ぶりに読み返したカフカの変身。やっぱり今読むと感じるものが違うなあと思いました。まあ、というかほとんど何も覚えてなかったんですけど。

 

第三章では、結局主人公は死んでしまいました。報われないというか、妹はいい子だなあなんて思ってなのに、最終的に、主人公を追い出そうと最初に提案したのは妹というのが、何とも皮肉な話だなあと思いました。

 

主人公は死ぬときに家族のことを思って息絶えます。その中には名状し難い自己犠牲精神であるとか孤独感が感じられました。

 

カフカは本作を友人の前で読んだ時、その友人は笑い転げたという話がありますが、一体全体どこがおもしろいんでしょうね。僕とが完成があまりにも違っていて、分からないです。

 

世界文学の最高傑作だと謳われるだけあって、この作品は色々な解釈ができると思います。この作品を通じてカフカは何を伝えたなかったのか考えてみるとおもしそうだと思いました。