ねぶたの家 ワ•ラッセ


こちらの施設の何が私の心をこれほど揺さぶったのかと振り返る時、それはねぶたという郷土芸能に流れる血のたぎりにも似た想いとその歴史を、来館者に忖度することなく、ストレートに展示、説明してある点にあるのではないだろうか。


鑑賞しながら魂が汗ばむのを覚えては、ねぶた一筋に情熱を注ぐ人々の生き方が眩しく映る。


お囃子の体験では太鼓を叩かせていただいたが、ほんの短い時間ながら軽いトランス状態を覚えた。


北国の短い夏に向けて、命をかけたじゃわめきがそこには燃えている。