『憂きことの なおこの上に
積もれかし 限りある身の
力試さん』
おじいちゃんがよく言ってた言葉
大変なこともあるけど、がんばっていこう
という意味だそうです。
今日の午後にお母さんから電話が入り、おじいちゃんが息を引き取ったと聞きました。
5日くらい前に急に入院になり、覚悟しときやーと言われてましたが…
89歳。
長生きでした。
おじいちゃんとの思い出を思い出しながら新幹線乗ってます。
小学校の先生をしてたおじいちゃんは、知識が豊富でいろんなこと教えてもらいました。
冬休みの宿題をおじいちゃんちでやってて、トイレ行って帰ってきたら赤鉛筆でチェック入ってたり。
筆圧濃いから消すのに苦労した記憶があります。
お正月の書き初めの宿題も毎年おじいちゃんに見てもらってました。
おっちゃん亡くなったときも、覚えてるなー。
相当ショックやったやろうな…。
筆まめで、小さい頃から就職しても、ずっとお手紙くれました。
達筆すぎて読めないこともあったり。
辛かったとき、読みながらわーわー泣きました。
本を読みなさい、俳句をしなさい、趣味を持ちなさい、ユーモアを大事にしなさい。
人生、人間を探求していた人だった気がします。
いっぱい、大事なこと教えてもらいました。
89年の間、いろーんなことがあったんやろなぁと思います。
最後8年間は福祉施設での生活でしたが『老いては子に従えって言ってなぁ…』と言ってました。
福祉施設でもやっぱり先生みたいに周りの人を気にかけたり一番最後に電気消したり、ピアノ弾いたり。
グダグダなピアノでしたが、和んだ~。
立派な、素敵なおじいちゃんでした。
ありがとうって見送ってきます。