乾燥日記 -159ページ目
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

ドイツの映画。


病院でたまたま知り合った

脳腫瘍の男と骨肉腫の男。


ヤケ酒のテキーラをレモンで飲りながら話す。


天国で流行っていることを知ってるか?

今は海を話題にすることだ。

夕暮れ、海に沈む太陽がその力を失う様を語り合う。


海を見たことの無い二人は

車を奪い、大金を奪い、警察と病魔とギャングに追われながら

海を目指す。


ただ海を見ること

そのことだけが目的となった二人。


純粋すぎて、泣けてくる。



一番好きな映画。

夫婦茶碗

町田康について


町田康はパンク歌手です。

もともと「INU」っていうバンドで「メシ喰うな」っていう名盤を出していて

かなり反社会的な青年時代を送っているイメージがあります。


最近は布袋さんとケンカしたりして、少し有名にもなってます。



そんな町田康ですが、この人の書く文章が大好きなのです。


関西弁、理屈に次ぐ理屈、真面目に次ぐ真面目、堕落に次ぐ堕落。

ちゃんと生きれば生きるほどこの社会では生きられなくなっていく矛盾。


はまる人はめちゃくちゃはまる。

分からない人はずっとわからない。

そんな文章。



町田康がドゥマゴ文学賞をとったのが、確か「夫婦茶碗」。


ある夫婦が、貧乏や貧乏、コミュニケーション不全や貧乏などを

乗り越えながら、へ理屈と堕落に押しつぶされそうになりながら

なんとか希望を見出していくストーリー。


社会と自分との間の違和感。

自分と他人と組織のルールとの間の違和感。


自分自身に思い当たる節が多々あるので

すごく共感できる。



最近の著書の中では

「パンク侍、斬られて候」が名著。



くるり

くるりについて


一番好きなバンドの話をする。

くるりは京都出身のバンドで、なんか変なロックから

ピコピコしたロックになって、ひきこもりっぽいロックになって

素直でアメリカンなロックになって

結局クラシックなロックに帰ってくるんだけど

ふるさとの土着性を無理せず気負わず表現してる

っていうバンドです。


東京の街に出てきました

相変わらずわけのわからないことやってます


っていうフレーズが好きで

そんな風にしていたいなあ

と思う。


初めてライブで見たのが

北海道のライジングサンロックフェスティバルで

「虹」っていう曲を深夜3時くらいに聞いてゆらゆらして

音楽やってる気持ちよさがびんびんに伝わってきて

人生の中でも、かなり至福な瞬間やったことを覚えています。


いいバンドはどんどん解散していくので

くるりにはサバイブして欲しいです。

生き残って欲しいです。


ブログはじめました。

ブログはじめました。


初めての人、はじめまして。

昔読んでくれていた人、おひさしぶりです。

どちらでもない人、お前、誰だ?

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