2014年春までの14年間、灰色のウサギ目々(めめ)ちゃんと一緒に暮らしてました。
(晩年の愛うさぎ・目々ちゃんとの写真)
灰色のウサちゃんは、「里親募集」と言う掲示板を見かけたのが目々ちゃんとの出会いです。
クリスマスの晩に車を走らせ、神奈川県大和市までもらいに行ってきました。
生後1ヶ月の灰色ウサギはオハギのサイズでした。
目の色がブルーグレーであまりに美しくて「目々(めめ)」と名付けました。
ウサギを飼う前、ウサギの飼い方を学びにペットショップに行きました。
当時暮らしていた鎌倉市内にあるペットショップの方がとっても優しくて、そこでペットを購入するわけでもないのに、ウサギの飼い方をレクチャーしてくださいました。
そのお店でケージやキャリーケースや牧草を買いました。
ウサちゃんを里親さんからもらった後も、ペットショップでウサちゃんメンテをしてくださった。しかも無料で。
動物の飼い方がわからないまま家族にするのは危険ですものね。
飼うからには責任ってものがありますものね。
我が家に来て1週間は目々ちゃんには触れませんでした。(ペットショップでそう教わったので)
新しい住まいの環境にゆっくり慣れさせるためです。
ウサちゃんにストレスを与えないため、ケージを布で覆い、ウサちゃんからの視覚も少しずつ広げて行きました。いきなり視界を広げると驚くのだそうです。
テリトリーは徐々に広げていくのがウサちゃんにストレスをかけにくいそうです。
1週間過ぎてから当時暮らしていた2LDKのアパートの屋内で自由に走らせました。
たくさんナデナデして たくさん抱っこしました。
そしたら 甘えん坊ウサちゃんになりました
トイレの場所もすぐに覚えてくれましたよ
イラストレーターの私。
アパートの仕事部屋で制作していると、目々ちゃんはリビングから廊下を走り、仕事部屋までやってきて、仕事部屋のドアをノックして(ドアを小さな手でカリカリしてました)、ドアを開けるとスっと中に入り、椅子に座る私の足をよじのぼり、私の膝の上で寝ていました。
トイレに行きたいときは勝手に降りて廊下を走ってリビングの端っこにあるトイレに行き、また仕事部屋に戻ってきて私の足をのぼって膝の上で寝てました。
おやつが欲しいときは私の靴下を噛んで引っ張りました。
ウサギって賢いんですね。
私よりも賢かった
その後、2016年12月30日に、目々ちゃんと一緒に 鎌倉からつくば市に引っ越してきた。
目々ちゃんは外が嫌いだったので、キャリーケースに目々ちゃんを詰めて つくばの町をよくお散歩しました(キャリーケースから外に出そうとするとイヤがったので外出時はずっとキャリーケースの中だった)
当時、平均寿命が7年だったウサギが14年間も生きるのは、当時は珍しがられた。
お世話になった獣医さんも「長年色々なウサちゃん看てきましたが、こんなに人懐こくて、こんなに長寿ははじめてです」って言ってくださった。
目々ちゃんは治療受けてるとき、獣医さんの手をベロベロと舐めてた。
あと、目々ちゃんは12歳の時に癌になって手術を受けてるのですが、その後の回復も良くて、動物病院の看護師さんに「入院中の目々ちゃんどうでしたか?」と聞いたら「ええ、目々ちゃんにオヤツをあげたら不機嫌だったみたいで、お皿をくわえて ぶん投げてましたよ。回復好調な証拠ですよ」と。
目々、あんたお世話になってる方々になんてことを誰に似たの?私か。
そんな事もありました。
癌の手術から2年間も生きてくれて14歳まで生きてくれて、きっと私のために生きてくれたんだろうなぁ。
ほぼ24時間×14年間ずっと一緒にいたのもあり、腕の中で息を引き取り、虹の橋を渡って以降、悲しみが怖くてウサちゃん飼えなくなったっけね
うまく看取る勇気と自信がないだけですな。
うまく行ってらっしゃいと見送れないだけですな。
「優しさとは強さ」って言うけど、私にはそれがないわけで。。。
おら、強くなるだカムサハムニダ