あんなに泣き虫だったのに


あんなにだっこしてたのに


あんなにこわがりだったのに


あんなにおひざの上だったのに


そんなに遠くに行っちゃって


こんなに心配してるけど


あんなに愛してきたからね


大丈夫って思ってる


変わらず思っていることを


誰より思っていることを


こんなに愛していることだけを


死ぬまであなたに伝えていくよ



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海を見ていた


ビルのむこうに


海を見ていた


山のむこうに


海を見ていた


街のむこうに


月が出れば、月夜の海を


夏になれば、喧噪の海を


冬になれば、狂う海を


海を見ていた


深いぬくもり、手にとりたくて


一縷の海風、かぎわけて


海を見ていた


寄せては返す、波音と



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葉が落ちる、落ち葉


はらはらと舞い散る、落ち葉


だけど、落ちてはいない


枝から離れるけれど、着地していない


落ちいるときに、舞い上がる


ひらひらと浮き上がる


浮かんで、舞って、吸い上げられる


空に、雲に、オゾン層に、大気圏に


何億万枚か、何十億万枚かの落ち葉が


宇宙に吸い込まれていく


渦を描いて宇宙に引き寄せられる


だから葉は、秋に必ず枝と別れる




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“勇気”は過去を引き連れている


“勇気”は大軍を従えている


“勇気”は生きぬいてきた日々を背後に従えている


その大軍は、誰一人として後ずさりする気配は微塵もない


誰一人として違う方向を向いているものはいない


“勇気”は大軍を率いて、当然の如く前進する


迷うことなく


疑うことなく


堂々と風を切って


敵を知らないかのように


“勇気”は前進することしか知らない



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できれば…


のびやかに、


おおらかに、


かろやかに、すごしたい


それは、のびやかなことを知っているから


それは、おおらかな時を知っているから


それは、かろやかな気持ちを知っているから


だから、のびやかでないことをやめていく


おおらかでいられない時をさける


かろやかでない気持ちを少しでも軽やかにする


そしたら、のびやかに、おおらかに、かろやかに、いつでも自分を再生できる




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カラ、ってこわすもの


カラ、ってくずすもの


カラ、は作ったものでない


なぜか、作られていたもの


いつのまにか、できていたもの


気がついたら、薄い膜で覆われているもの


外界の音は聞こえるのに、はっきり見えないもの


いつのまにか、身動きとれなくなっているもの


ヒヨコが、一心にカラをつつくように


殻、って、破るべきもの


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自分がほんとうに活かされていること


その前では


一方的に夢中になれる


なぜか一抹の不安も感じない


一種の自信がある


その時には


当然でいられる


自然でいられる


純粋でいられる


素直でいられる


柔順でいられる


その前では


その時、その瞬間が


とびきりの自分、であるから


その自分がとびきり、好きだから




現実って、“実”なのだ


現実って、今、現れている“実”

現実って、“実”となって現存すること


“実”は木に成る


木は土壌に根を張る


土壌がなければ、木は育たない


花も咲かない


“実”もできない


すべては、種ひとつ、から始まった


土壌があって、種一つ、からつながった


いずれ来る現実、はまさに今、種がまかれているのだろう



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その涙は、宝


その涙は、本物


その涙は、誇り


その涙は、すべて


その涙は、勇気


その涙は、力


その涙は、真実


その涙は、血肉となる


そして、明日の糧になる



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“気”は変わる


変わりゆくもの


移りゆくもの


ある時は、元気


ある時は、弱気


ある時は、本気


ある時は、強気


ある時は、邪気


つかめない“気”を


とおりすぎる”気”を


合わせる


揺るぎない思い、に


変わらぬ思い、に


ゆずれない思い、に


気を入れる


気を合わせる




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