帰省中のikukoです。横手市増田町で「蔵史めぐり」という年に一度のイベントに行って来ました。
増田町は、商業の町として栄え、造り酒屋、呉服屋、荒物屋などの大店の所有する内蔵(家の中にある)を所有する町です。 今でも住まいとして使われている蔵を年に一度見学することが出来ます。
まず、最初に本部受付で共通見学券を500円で購入、首からぶら下げて出発です。
通りの入り口にある蔵では、三味線と尺八のライブをしていました。
国登録有形文化財の大正15年に建てられた座敷蔵、旧杏華堂石田医院。持ち主が土地建物を町に寄付されたので、今では「まち案内所ほたる」として活用しています。
銘酒「まんさくの花」酒蔵元、日の丸醸造株式会社さんの蔵です。
酒蔵は見学ができませんでしたが
文庫蔵は中まで入れます。
明治41年建造。
漆塗りの柱の間隔が狭く頑丈な作りになっているそうです。欄間の桟や建て具の細工もみごとです。
次は、豪商のお宅の明治11年に建てられた座敷蔵です。
増田町の蔵は全て家屋の中にあり、外からはみえません。
生活空間の奥に贅を凝らした蔵があり、夏涼しく冬は暖かく客人をもてなすためにあったので、座敷蔵と呼ばれるのでしょう。
こちらのお宅は、門構えのある一般のご家庭です。玄関をあけるとすぐ蔵がありました。
掛け軸は、季節ごとに入れ替えたのでしょう。嫁入り道具が入っていたと思われる長持があります。
振袖やお祝いの席で使われた食器類などご披露していました。
次は町屋作りのお宅です。昔の税制は間口の幅で決まっていたので、奥行きのある家屋になっているそうですま。玄関から続く長い土間を挟んで居間と台所があり、
その奥に座敷蔵がありました。
山吉肥料店さんにお邪魔しました。
棟方志功の版画絵と思われるお宝がさりげなく飾られています。
昔の台所、水屋(秋田弁ではみんじゃ)と奥様自ら案内、説明をしてくれました。
やはり、一番奥に蔵があります。
蔵からも眺められるお庭。右側には小さな用水路が流れていました。
商家は間口が狭く奥に長い、京都の町屋作りと同じですね。
今、現在も住まいとして使われているお宅です。ご家族総出でおもてなしです。制服のお嬢さんが説明してくれました。掛け時計は完成時から使われているそうです。このイベントでは、中学、高校の学生さんたちが、町の至るところで案内役のボランティアをしていました。
年に一度のイベントの日だけ27の蔵が公開されましたが、全部見ることができませんでした。そのうちの10軒は、普段の日でも公開されています。
近くに増田町出身の「釣りキチ三平」作者、矢口氏ゆかりのまんが美術館もありますので、また、ゆっくり訪れようと思いました。