こんにちは!
うずめカフェ・巡禮記の松本育子です。
今日は大好きな、愛染明王さまの紹介を^ ^
愛染明王はその名前の通り
愛に染まる智慧を持つ仏さま。
三面六臂のお姿が多く、逆だった髪、
怒った顔に真っ赤なボディ、頭に獅子が
乗っているのでなかなかの迫力です。
悟りと正反対にあるような愛欲の煩悩も
体験からの気づきや悟りに導く仏さま。
人は1人では愛しさも憎しみもわからない。
違和感やすれ違いや心曇るような感覚も
盲目になったり嫉妬や執着してしまうことも
誰か相手がいて、体験的にわかること。
その心の体験は、
必ずあなたが幸せに穏やかに生きるための
トリガーになる。羅針盤になる。
そういって、
正直に観るべきものと
向き合わせようとなさる仏さま。
だからまず、
愛染明王さまの前では、
手を合わせて、心素直になって、
ありのままの迷いや心情を赤裸々に
聴いていただくところから始めましょう。
目の前の人に対しても
自分の心身に対しても、
どれだけの関わりができましたか?
その関わりからの学びはなんですか?
自分の時間を大事にできましたか?
相手の時間を大事にできましたか?
共にする時間を大事にできますか?
手を合わせて祈ると、
そんな問いかけが聴こえてくるようです。
あなたが自分で自分の底知れぬ泥沼から
凛と光る華を咲かせられるように
自分の魂を磨けるよう、
誰かを愛することを知れるよう、
体験からの気づきをもたらす仏さま。
ぐちゃぐちゃ、ドロドロの
人らしい愚かさのなかにすら
経験からの知恵や愛を見いだせるよう
助けてくれる慈愛の愛染明王さまのことを
弘法大師空海さまも大切にされていました。
高野山も、東寺も、お大師様の両脇は
お不動さまと愛染明王さまですね。
元はインドのヒンドゥー教の神様でしたが
日本で愛染明王として信仰され、
よく不動明王さまと共に対でおられます。
ご真言は、オン・マカラギャ・バゾロウシュニシャ・バザラサトバ・ジャク・ウン・バン・コク
少し長いけど、覚えられると、
愛染明王さまへのお参りもまた
親しみを持ってお付き合いできると思います。
巡禮記 松本育子
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