いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等 -8ページ目

国会議員は何を・・・

 自民党の谷垣総裁が、国会で、菅政府が原発への海水注水をストップさせたかさせないかで政府を追及しているようだ。


 はっきり言ってどうでもいい。


 注水するかどうかは東電の現場所長が決めることだし、国が再臨海の可能性があるかどうかを検討しようがしまいが、当時の所長の決断を進めればいいだけのこと。所長が、緊急事態だから国におうかがいを立てる余裕がないと注水を独断で始めたのは悪い判断ではないと思うし、「重大な判断だから、国の考えも聞いた方がいい」と考えた人がいたのなら、それはそれで、緊急事態の判断として悪い判断ではない。


 結局、とんでもない緊急事態にあたって、右往左往したということで。国と東電の所長の間で揺らぎがあったのはしょうがないのではないだろうか。


 むしろ、80キロ圏内に人がこれほど多く住んでいるような地域に原発があって、あんな状況になってしまったことの方が問題で、「事が起こってからの判断のまずさ」より、「事が起こることを予測して、それ相応の準備をしておかなかったことのまずさ」の方が大きいのである。


 自民党は、この前者の「まずさ」を一生懸命になって指摘しているが、むしろ、その何十倍、何百倍、何千倍の「まずさ」が後者にある。


 この後者のまずさを30年にもわたって押し進めてきたのは自民党なのではないだろうか?


 自民党政権時代の準備のまずさがあったから、現在の政権党は、事故が起こった直後に、原子炉で何が起こっているか、情報がなかったんではないだろうか。


 注水を止めるか止めないか、国の判断が大事か、現場の判断が大事かなどという、起こるべくして起こった判断ミスより、そんな判断ミスより、何十年にもわたって津波、地震対策を怠ってきた、原発事故の危険性を軽視してきた自民党政権時代の判断ミスの方が、何倍、何十倍、何千倍も罪が重い。



 こんなことが起こった大元の原因は、自民党政権時代に作られたのである。


 私は、自民党員でも民主党員でもないが(支持政党などない)、今回の自民党の反応は、あまりにも無責任だ。こんな、自分たちの時代の失敗を棚に上げて菅政権を追いつめようとして、国民がそれほどの無知だと思っているのだろうか。あまりにもバカにした話だ。



3つの原子炉が完全にメルトダウンした場所の近くに、たくさんの福島県民がまだ住んでいる。つまらない揚げ足取りの議論を総理大臣と第二党総裁がしている暇があったら、福島県を少しでも安全な状況にするための方策を、考えて欲しいものだ。


 福島県選出の自民党議員は、党総裁のこんな馬鹿げた時間つぶしをやめさせないのか。

いわき市の異様な雰囲気

今、丁度、NHKの連続ドラマ「おひさま」で、太平洋戦争前後の教育現場の苦悩についての話をやっています。



 当時、「お国のために」と男性教員、一家の男子が戦場に送り込まれました。家族の心情として、心の中では、「戦場に送りたくない」「生きて帰ってきて欲しい」と思っていても、それは絶対に言えない空気が当時はあったようです。


 他の国と戦い、殺し合うことも、心の中では違和感を持っていても、無理やり相手を憎い仮想的に仕立て上げ、「鬼畜米英」と言って、先頭意欲を駆り立てていたのだと思います。



 当時、そういう世の中の動きに反するような行動はとれなかったでしょうし、「家族、子供を戦場に送りたくない」と思っていた方は多いでしょう。おひさまのヒロインは、そんな時代の教育現場の苦しみを伝えてくれていると思います。


 今は、そんな時代ではありませんが、同じような状況は、いろいろな場面であるのではないでしょうか。


 今回のいわき市の給食問題は、まさにそういう状況だと思います。



 多くのいわき市民は、福島県産の牛乳は安全だと思っていても、子供には少しでも放射能の影響の少ないものを飲ませたいと思っている。ただ、地元の農家の方々の気持ちを慮って、表立って「子供に福島産を飲ませたくない」とは言えないでいる親御さんが多い。


 可愛そうなのは子ども達です。親が飲ませたくないと思っている気持ちは伝わっている。けど、先生は飲めという・・・・・・。



 多くの子供を戦場に駆り立てた、お上から強いられたそういう教育を拒めなかったという、そういう時代の反省を、いわきの教員の皆さんは生かせないでいるのでしょうか。


 福島市や郡山市では、国や文科省が「安全だから余計なことをするな」と押しつけてくる方針をはねのけて、現場の判断で校庭の土を削り取っています。上の圧力に屈しないという姿勢を持つ市長さんがいるということもあるのでしょうが、保護者や教員たちの切実な思いが、そういう動きになっているのだと思います。


 親のそういう思いが表に出せないような、そんな太平洋戦争中のような状況に誰がしているのか。



 私は、「福島産を飲むな」と言っているのではありません。飲みたい人は飲む、飲みたくない人はのまない。そういう選択ができるようであって欲しいと思うのです。


 飲みたい人の中にも、「全面的に安全だと信じているので飲む人」「少し不安だけど、地元の農家を助けるために大人は飲む人」「地元の農家には申し訳ないが、今は不安だから飲まない。だけど、原発事故の状況が改善して納得できれば、できるだけ地元のものを飲みたい人」と、いろいろな方がいると思います。


 そういう、それぞれの思いが表現できずに、何か言った(書いた)だけで、「そういうのが風評被害を助長するのだ」などと非難されるような。そんな雰囲気は異様です。



 そんな異様ないわき市を象徴するような存在は、あの市長ですね。



 3/11直後から、いわき市の状況とは無関係に「いわきは安全です」をオウムのように連呼している。


 どうも不安だという市民の気持ちを圧殺し、根拠無く「安全宣言」を連呼。


 2か月たって、ずるい東電が「実は3/12あたりですでにメルトダウンしてた。それも1-3号機」と明らかにしても、ずっと根拠のない安全宣言を繰り返し、市民を危険にさらし続けていたことを市長は謝罪しようともしない。


 少なくとも、市民への謝罪と、重大事を隠蔽していた東電への抗議はすべきでしょうが。いわき市長は。(この人の政治資金がどこから出ているか、一度調べてみた方がいいのでは?)



 他の周辺市町村は、少なくとも首長が「こんなんで大丈夫なのか」と声を上げています。そして、福島、郡山両市のように、国の指示に反してでも行動に出ています。


 周辺市町村がどんどん危機感を募らせているのに、いわき市だけ相変わらず脳天気に安全宣言を維持している。


 あまりの異様さに、吐き気がします。


 

南足柄のお茶のセシウムは本当に気の毒

 神奈川県、南足柄のお茶からセシウムが出たという報道があり、本当にお気の毒だと思う。


 お茶からセシウムが出たといっても、お茶というのはお湯から抽出するものだから、モリモリ食べるわけじゃないので、他の野菜と同じような基準で「出た!」とされるのは、気の毒だ。


 福島県及び、いわき市の皆様。同じような偏見で苦しんでいる地域の商品は、共闘するためにも、応援していきましょう。


 我が家では、今後、お茶は南足柄のお茶を選んで買うことにします。



被災地支援のためには、自粛するより、どんどん消費した方がいいというご意見

 被災地支援のためには、自粛するより、どんどん消費した方がいいというご意見がある。


 「自粛の自粛」というやつである。


 これはある意味正しい。被災地以外の地域の人たちが、被災地の方々を心配してお金を使わなくなったら、日本全体の消費が落ち、経済活動が停滞してしまうからだ。


 ただ、これは、「お金を使わなくなる」というのがまずいわけで。



 例えば、被災地の方々に義援金を送ったり、直接寄付したりという方が、もっといい。


 自分たちで使わずに貯めた分を、被災地の方々の消費に回すわけで、消費は落ち込まないし、経済活動も停滞しない。


 消費が落ちずに、経済活動が停滞しないことで、被災地の方々のためになるのは、国の税収が落ち込まずに、その分、被災地支援に国の予算が投入できると言うこと。つまり、まわりまわって税収として被災地に回という計算だ。


 ところが、同じ一万円でも、一万円使って税収になるのは、消費税の5パーセント程度。(ほかにも回り回る部分があるだろうが、とりあえず、税金としては5パーセントだ。その5パーセント=500円のうち、様々なことに税金飽きんは使われ、せいぜい、被災地支援には使われても10パーセントだろう。つまり、この計算(完全に合っているかどうかわからないが)50円が被災地に回る。


 一方、一万円をいわきの被災した友達にお見舞い金として渡した場合どうか。一万円、まるまる被災したお友達が使えるのだ。その一万円のうちの50円がまた回り回って被災地に回る。同じ一万円使うのでも、被災地に50円回るのと、一万五十円回るのでは、直接被災地の人に一万円渡した方が、効率がいいに決まっている。


 この議論では、「被災地に直接あげると、米や水やパンのような基本的な生活物資ばかり消費されて、贅沢産業がさびれてしまう」というご意見が出ると思う。


 自分なりに考えると、贅沢産業さんの中でも、自粛の影響が出ていることが申し訳ない産業さんがある。


 それは、温泉などの観光産業だ。


 水上温泉さんや草津温泉さん、越後湯沢温泉さんは、震災直後、福島の被災者を受け入れてくれたありがたい観光地だ。


 そういう観光地にいわきの両親を旅行に連れて行ってあげたいと思うのだ。


 我が家は年に一度、草津温泉か軽井沢方面に旅行に行くのが恒例になっているが、今年は、両親にその旅行の資金をプレゼントして、どちらかに言ってもらおうと思っている。


 また、私がやっているのは、お取り寄せ商品を実家に贈ることだ。


 自分は、納豆か卵かけご飯にみそ汁さえあれば、毎日でも不満なく生きていけるような人間だが、被災地の両親には、ちょっとおいしいものを食べて欲しいものだと思う。

政府や東電や某首長がいわき市民を守ってくれるんでしょうか

 震災直後にメルトダウンしていたとか、水素爆発は海水注水にストップをかけなければ防げたとか、そんな大事なことで東電と政府が責任のなすり合いをしているように見える。



 でも、我々が問題にしているのは、「いわきにいても安全なのか、安全じゃないのか?」ということ。誰の責任だろうが、誰のミスだろうが、誰が補償するのかなど、後でもいいから、とりあえず、その時々で危険なら、「避難してくれ」という情報、呼びかけをして欲しいということだと思う。



 海水を注入したら、再臨海が起きる可能性があるとか、注入しなかったら燃料溶解(メルトダウン)が起きるとか、水素爆発の危険があるとか、その情報開示がまったくなくて、何も知らされて無くて、おバカな首長が何も知らずに「いわきは安全ですから市民の皆さん、安心してください」なんて連呼しているという、そういう状況だったわけで。


 そんな状況の間に、すでに1-3号機のメルトダウンも、何度かの水素爆発も起きていたわけで。再臨海ですら起きていた可能性があるわけです。


 東電も政府も某首長も、何十万人という住民より、自分の立場の方が大事なんだな。


 いや、ある意味、こりゃ当然のことですよ。何十万の命より自分の立場の方が大事。それは当たり前なんだから、いわき市民はそのことを肝に銘じて自己判断で行動すべきだと、そう思いますよ。私は。




3/11から現在までに起こっている出来事を見れば、彼らが自分の立場以上に市民を大切に思っていたりはしないということが証明されたわけだから。ここから先、「国が守ってくれる」とか「市長が責任を持ってくれる」とか「東電とは安全だと約束した」とか言って、自己判断で身を守らない人は、「過去から何も学べない人」ってことになります。


 福島県知事も、福島市長も、郡山市長も、国に逆らってでも県民、市民を守ろうという姿勢は見せています。いまだに何もアクションを起こさないのは、某市の市長だけですね。

 

 東北には75も市があるそうですから、某市長といっても誰のことだかわからないでしょうが。

ひまわり計画

 とりあえず、ひまわりが放射性物質を吸収することがわかったので、この夏は、家庭菜園をやっている庭に、ひまわりを植えることにした。


 家庭菜園をやっているのは庭の西側なので、西側に一面にひまわりを植える。


http://www3.cty-net.ne.jp/~fumifuji/growing.html


 それで、夏が終わったらひまわりを根っこから刈りとって、それを庭の家庭菜園をしていない東側隅に持ってくる。焼却するとせっかく蓄積した放射性物質を放出してしまうので、とりあえず、最終処分方法が決まるまで土の中に埋めておく。


 スタートとしてひまわりの種を調達しなければならないが、インターネットで調べたら、ネット通販などで結構入手できることがわかった。小さいヒマワリより、大きいヒマワリの方が、根も太くて長いだろうから吸収の可能性が高そうだ。



 これを続ければ、来年、もしくは再来年には家庭菜園ができるし、できたものを子供にも食べさせられそうに思う。もちろん、この秋までに放射能を含んだ汚染水と汚染水蒸気のダダ漏れが収まることが必須条件だが。



 ひまわりを使った放射能対策について、「デマだ」という方がいるが、私はそうは思っていない。デマだという人は、「除去はしない、吸収するだけだ」ということをいう。そんなのわかっている。拡散しているものを吸収して、それを田んぼ、畑から移動すれば、田んぼから除去(全部ではなくある程度だが)したことになる。あとは、放射性物質を吸収したひまわりの処分方法を考えるだけだ。


 庭の隅に置いておくと放射性物質がそこから漏れるからダメだという人がいるが、そんなもの、うちの庭に降ってきた放射性物質は、普段から雨水を介して、庭から側溝に漏出しているのである。それが、「雨水」→「庭の土」→「側溝」の順番で漏出するか、「雨水」→「庭の土」→「ひまわり」→「雨水」→「側溝」の順番で漏出するかの違いだけだと思う。


 デマだ何だという人はいるが、いわきの人間としては今はワラをもつかむ心境である。少しでも事態を改善できる方法があるなら、効果が小さかろうがやっておきたい。


 ひまわりの種の植え付け時期はそろそろ近づいている。  http://www3.cty-net.ne.jp/~fumifuji/growing.html  早速、次の連休にもいわきに帰って、種を植えようと思う。


 郡山でも校庭から除去した表層の土を捨てる場所に困っているようですが、削り取った汚染土の山の上にひまわり植えればいいのでは?

お茶を栽培する地域の放射能汚染

 神奈川県の南足柄、千葉の大網、八街。


 農家が栽培しているお茶に、放射能汚染の兆候が見られる地域です。


 このニュースを見ていて感じるのは、どの場所も太平洋に近い場所にあるということ。


 これって、大気を経由して放射性物質がたどり着いたと考えるより、海水を経由して来ていると考えた方がいいんじゃないでしょうか。


 太平洋には相変わらず汚染水が流出していて、それが南の方に流れているわけです。


 水蒸気に載って飛ぶとは考えずづらいけど、例えばこんな可能性はあるのでは。


 砂浜に打ち寄せた汚染水が、浜の砂を汚染。何度も打ち寄せては渇かされ、打ち寄せては渇かされするうちに、濃度が上がる。この砂が風に乗って内陸部に飛び、斜面にぶつかって茶畑に落ちる。


  中国では、原爆実験で発生した放射性物質が黄砂に載って広がったという話もあるとか。


 その現象を見れば、砂浜の砂が汚染されて内陸に飛んで来るというのは、考えられることだと思います。


 実際、汚染水はダダ漏れで、どれほどの濃度のものが、どれほど流出しているかもつかめていない状況。(本当は概算でつかめているのに、世論の反応が怖くて発表できていない可能性もありますが)


 全くそういう話がでなくて不安なのですが、太平洋側の砂浜は、ちゃんと調べた方がいいのではないでしょうか。

私、普段は死刑廃止論者なんですが・・・・・・

 私は、普段は死刑廃止論者なんですが、こういう記事を読むと、持論が揺らぎます。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00920.htm?from=top



 

私が実家のいわきで家庭菜園を始めた理由

いわきの実家で作った家庭菜園の野菜ですが。本当に作っている意味がなくなってきました。


 私が母に頼んで庭に菜園を作ってもらったのは確か15年ほど前だったと思います。


 それをやってもらった最大の理由は、自分の両親に、孫のために野菜を作ってもらって、食べさせてもらいたいと思ったからでした。


 子供が生まれて1歳の時から、毎年、年に三回はいわきに連れて行きました。そこで、トマトやトウモロコシ、スイカ、枝豆、ナスなどを育てて、それを両親、私たち夫婦、孫の3代で揃って食べるのが、最大の楽しみでした。


 そうやって、私の子ども達(両親の孫)に、いわきの素晴らしさを知ってもらい、将来、私が定年になっていわきに戻っても、年に3度ぐらいは子供を連れて戻ってきて欲しいと。そういう希望がありました。


 だから、孫に食べさせられないような野菜を作っても、私の両親にとってはあまり意味がないのです。


 ですから、孫に安心して食べさせられるようになるまでは、作らない方がいいと思っています。


 ヒマワリを栽培して放射性物質を吸収してもらう計画も、広範囲にやって、さらに、原発現場の汚染水と汚染水蒸気のダダ漏れが収まって。そうなったら、家庭菜園を再開しようと思います。


 私の両親も、私たち夫婦も、福島県産の野菜をどんどん食べようと思いますよ。ガンの可能性が多少高まろうが、遺伝子に異常が発生しようが、もう生殖作業は終わってますから。


 でも、子ども達には、食べさせられません。


 

福島市では、子供の被曝量を少しでも減らすための努力がかなりなされているようです

 福島市では、子供の被曝量を少しでも減らすための努力がかなりなされているようです。文科省が、放射線の影響を過小評価するような態度なため、福島市の教育委員会と学校、親子が一体となって、文科省の対応を無視する形で取り組んでいますね。当然でしょう。これだけ危険な状況を放置してきた国の指導を信用できるなんていうのは、脳天気そのものですよ。↓


http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052001000935.html


 私立幼稚園でも自主避難の動きがかなりあるようです。幼児を抱えるご家庭が慎重になるのは、当然だと思います。↓


http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201105209



 放射能に対する不安から慎重な動きをしている親御さんを「過剰反応するバカな親」的な切り口で記事にしているのは、一般紙では私がみたところこれだけですね。↓


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00109.htm?from=main2


 幼いお子さんを持つ親御さんが慎重になるのは当然だと思うんですが。