益山の世界遺産「王宮里遺跡」
今回紹介する王宮里遺跡は、百済末期の武王の時代に造成された宮殿跡です。国宝第89号の王宮里五層石塔は遺跡の中心部に位置しています。弥勒寺址から直線距離で5メートルほど南に位置していて、弥勒寺址の石塔とともに、古くから王宮里五層石塔に関する研究が行なわれてきました。百済の王宮関連建物跡や、金堂跡などの寺院関連の建物跡などが残る広大な遺跡で、百済の王宮として当時の構造がわかるのはここだけなのです。1965年、傾いていた五層石塔の解体・補修の過程で、ガラス製の舎利瓶や金製の舎利瓶台・舎利内箱など、舎利荘厳の遺物が塔の1階部分から発見されました。これらの遺物は、弥勒寺址にある国立益山博物館に展示されています。五層石塔は、王宮から寺院へと姿を変えたときに造られたものとみられ、南北一直線上に、五層石塔、金堂跡、講堂跡が並ぶ一塔一金堂の伽藍配置が確認されています。そのほか、1989年から行われている本格的な発掘調査では、王宮の規模や形のほか、王宮内部の建物跡や石垣、庭園遺跡、工房跡、トイレ遺構などが確認されました。こちらは、トイレ・・・中をのぞいてみると、え??? 一瞬、すいません!と言ってしまいそうな、リアルな姿の人形でした。トイレといえば、もうひとつ。こちらは王宮里博物館に展示されている、トイレで使われていたとされる棒です。トイレットペーパーの代わり?だったのでしょうね。日本でも藤原京のトイレ遺構から出てきていて、横に写真がありました。日本のものはアイスキャンディーの棒のようにペラペラですが、百済のものは丸みを帯びているので、進化して使いやすくなったんじゃないかな?と想像してみました^^春は桜が美しい王宮里遺跡。1枚目の写真は百日紅が咲き誇る夏の風景です。ぜひ訪れてみてくださいね。王宮里遺跡 · 산80-1 Wanggung-ri, Wanggung-myeon, Iksan-si, Jeonbuk State, 韓国★★★★★ · 史跡www.google.com