お笑い考 1
昨今のお笑いブームは、失速の兆しをみせず、
この秋の改編でも、お笑い芸人がどんどん台頭している。
そんな彼らの出世頭といえば、やはり「くりぃむしちゅー」であろう。
そこで今日は、「くりぃむしちゅー」について一考してみる。
くりぃむしちゅー、元海砂利水魚。
彼らは、もとは盆の上の芸人である。
そして、同世代の芸人の中では、ワタシの知るところでは
常に2番目だった。
漫才ならば、雨上がり決死隊の方が上、
コントならば、バカルディ(さま~ず)の方が上、
世代は変わるが、番組の芯としてはナインティナインの方が上と、
彼らは常に日陰の存在であった。
そんな彼らが、今や押しも押されぬ売れっ子芸人。
これだからお笑いという世界はおもしろい。
トップで売れた芸人は、短期間に、破格の収入と名声を手にするが
ためていた力を削り取る作業でしかなく、
疲弊しきったころには周りから「大御所」と祭り上げられ、
テレビから姿を消していくという悲しい存在である。
しかし、2番目で売れた芸人は違う。脇役であるが故の収入と名声ではあるものの、
脇役であるが故の息の長さと、芸の濃さのようなものを持ち合わせているのだ。
それが「くりぃむしちゅー」、彼らである。
2番目のポジションで常にトップを支えながら、虎視眈々とその座を狙い
その間に芸を磨き、力を蓄える。
この段階で「売れる」ということの強みを知り、
追うものと追われるものの差を分かっている。
彼らが売れたのは、時代の誤りではなく、彼らが彼らであった所以であろう。
ワタシは、そんな2番目の彼らが、たまらなく好きだった。
しかし、今秋、いよいよトップとなった。
杞憂であればいいのだが・・・。
お笑い考
お笑いとは、はかないものである。
技術を磨こうと、芸に身を入れるとマスコミからは離れ、
テレビに出て名声を掴もうとすると、芸がさびる。
古今東西、どの芸人にもこの法則は当てはまる。
「人気の栄枯盛衰」が起こるのは、この理由からに他ならない。
ワタシはここに、ずいぶんと永い間、蓄積してきた「お笑い考」を書き記す。
至極個人的な理由と、暇つぶしのために。
とはいえ、ワタシも少なからずテレビ業界に携わっているので、
他では見られない情報がチラホラ出てきてしまうだろう。
そこはご期待していただきたい。
さて、何から書き始めようか・・・。
