音を立ててそれはそれはきれいな音で
積み上げたものが壊された
他でもない君が壊した
でも聞こえた音で僕は君と円舞(ダンス)したい



たての線とよこの線が無限に広がって
僕たちを分けようとした。音は聞こえても
君に触れられない踊れない



踊りたいよ
あの音が壊れていく音が
僕の耳から頭から離れてくれない
満たされたら消える
だから僕を満たしておくれ
手を取って舞っておくれ



踊りたいよ
僕の全てを壊した

憎むべき君と

でももう僕は君の虜

だから僕を満たしておくれ

手を取って舞っておくれ

笑いながら恋は雨に流れて消えた
虹色の濁った希望と共に
笑いながら君は雨に流れて消えた
ずぶ濡れの紫陽花みたいに綺麗で悲しい



美しい
恋は儚く
夢うつつ
一喜一憂しては
気持ちを震わせて
君を想い涙を流す


恋はいい
愛もいい
人が溢れ
酒と女の香水の香りが漂う
右を向けばこの世の終わりを見た目をする男
左を向けばこの世が終わってもいいと
幸福の絶頂の男女が妖しく絡み合う


耳から聞こえるものだけを信じて
この街をナイフで切り裂いていく
これが現実。なにも見えない
酔った頭に思考は止まり
頭の中で猫と鼠が追いかけっこ


やがて訪れる静寂に怯えて
私は今日も前に進めない


過去は消せないだろう
未来も疑うだろう
それじゃ悲しいだろう
やるせないだろう


嗚呼素晴らしい
まさにこの一言に尽きる

今宵も僕はあなたを呼び付け


激しい円舞で狂いたい


口元を隠す君の指に


僕が火も灯してあげよう






真紅の光の下で僕らはまだ何も知らない


ただ目の前で狂う君に溺れてる






ねぇもっと動いておくれよ


どうせ踊るなら激しいのがいいだろ?


ねぇもっと見せておくれよ


美しい君を焼き付けたいんだ