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株式市場は10月第三週末に底打ち反発、東証も週明けから日経平均は反発した。底と天井はその時点では判らない。買われ過ぎ、売られ過ぎは指摘できるが。ただこれで魔の10月はさすがに終わったとする安堵の声はある。今週明けは更にNY市場の高騰を受けて空けて始まりそうだ。安倍改造内閣の女性閣僚が公職選挙法関連で二人辞任、即座に新閣僚が任命されたが早速、政治資金の用途が問題となっている。消費税増税を巡り自民党内で議員内で賛否を巡る議論がある。賛成派は反対派の倍、麻生財務相は賛成、ただ凄いのは日本経済は着実に回復している、と主張している。確かに名目経済成長しているだろう。日銀の景気判断もその低迷する数値にも関わらず、景気は緩やかに回復している、と言う事だ。財政再建と経済成長を二律背反とする虚構が破綻した以上、経済成長自体を捏造する事態となった。ドイツはマイナス成長下で財政均衡を達成した。なるほどドイツの失業率は低いが貿易収支黒字による失業の輸出、幾らユーロ安でもこれがEU全地域のモデルプランになり得るのか? インフラや社会保障の犠牲、欧米主要国が参加するイスラム国への空爆にも不参加、国家としての役割を放棄した上での財政均衡、国家の機能は何処にあるのか? 国家は財政赤字を以て企業や家計の黒字を支える(世界全体では必ずゼロサムだ。誰かの債務は誰かの債権になる)。だが日本では家計の累積資産が減少し企業の内部留保が増大する。アメリカでは家計資産が累積し続けている。欧米では生産性の低い分野で雇用・賃金が上昇している。生産性の上昇する事業分野では雇用・賃金が削減する一方で移転現象が起きている。欧日の需要不足は誰が如何に補うのか、デフレの恒常化は経済を縮小させる。金融緩和の進展もあり日本国債もマイナス金利に陥るに至った。既に預金金利は実質マイナス金利だが、消費者物価上昇率は低迷している。この上、年明けにも追加金融緩和ともなれば円安は進行しようが輸入物価の更なる引き上げだけに終わる(消費者物価上昇率を引き上げさえすれば他はどうでも良い)。またMRFですら超低金利を維持できなくなる(リスクマネーへの資金運用はこの位徹底せねばなるまい。日経平均は二万円、三万円と目指す予定なのだから)。商品相場は米ドルと相反する。とは言うもののリスク資産としての性格と需給関係が影響する。国際商品指数は二年四ヶ月以来の安値だ。ただ金は中印が底値を買い支える。プラチナは今年前半の南アのストだが実需への対応の備蓄で暴落した。触媒とするジーゼル車の需要が欧州で回復しない。だか採算コストも割り込んだ相場が続く訳もない。ガソリン車の触媒となるパラジウムは最大産出国であるロシアとの緊張関係で高騰したが危機の後退で下落した。年間産出量では同程度だ(因みに他の希少金属と違いパラジウムのリンゴットはない)。銀は金との比率で70倍を越えている。さすがに大きいが銀の産出コストは低い。銀は自動車部品など工業用途は意外に広い。銀価格は金価格と連動性が高いが他の希少金属程には価格高騰は見込まれていない。…朝晩のみならず寒くなり続けている。今日はブラジル大統領選決選投票だ。政権交代がもし実現すれば政策転換の契機となる。今週で10月も終わる。過去14年、東証の11月相場は下落相場だ。過去の数値は経験則以上のものではないが10月最終週、皆様のご健闘を祈る。


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