『今回の理論を述べるにあたって知っておかなくちゃいけない知識がある・・・

      確率の合わせ方だ!!!

まあ知らない人もいるかもしれないし説明しておくね』

『簡単に言えば掛け算だ』

『確率を合わせるには、確率どうしを掛け合わせればいいんだ』

『今回述べるロシアンルーレット論は2人プレイ用だ

『2人で交互に引き金を引き合うゲームだ』『弾は一発とする』

『説明が分かりやすくなるようにプレイヤーをAくんBくんとしよう』

『今日はAくんを先攻としよう』

Aくんが始めに引き金を引く時を1ターン目、次Bくんが引き金を引く時を2ターン目、次に再びAくん順番が回ってくる時を3ターン目、そして再びBくんに順番が回ってくる時を・・・・』

『じゃあ、こっからが本番』

『いくよ?』

『1ターン目Aくんが死ぬ確率は6分の1』

『2ターン目Bくんに手番が回ってくる確率は6分の5、死ぬ確率は5分の1』

そしてこの確率どうしを合わせる(掛け算をする)

             5  1  1

             -× - = -

             6  5   6

『結果からBくんに2ターン目まで回ってきて死ぬ確率は6分の1』

『3ターン目のAくんに手番が回ってくる確率は6分の5×5分の4、死ぬ確率は4分の1』

『掛け合わせると・・・

           5  4   1  1

          -× -× - = -

          6   5  4  6


  よって3ターン目Bくんに手番が回ってきて死ぬ確率は6分の1』

『4ターン目は

          5  4  1  1

          -×-×- = -

          6  5  4  6

 よって4ターン目も6分の1』

『5ターン目は

         5  4  3  1  1

         -×-×-×- = -

         6  5  4  3  6

よって5ターン目にAくん手番が回ってきて死ぬ確率は6分の1』

『ラストの6ターン目は

 「6分の5」×「5分の4」×「4分の3」×「3分の2」×「2分の1」=「6分の1」



『つまり弾一発で交互に引き金お引きあっても

お互い死ぬ確率は全くおなじ

ということだ』

『まあこんなところかな』




よって6ターン目にBくんに手番が回ってきて死ぬ確率は6分の1』