いま沖縄は統制国家といえる状況にある。軍、基地が絡むとこのようなことが将来起こるという前提で聞いてほしい。
 まず、メディアの懐柔、記者の取材活動の封殺だ。辺野古や高江ヘリパッド建設現場の取材に、腕章を付けた新聞記者が入ると、みんな一緒に警察官によって排除されてしまう。現場を見せない。そして、沖縄の警察官は全員そろってマスクをしている。学生運動の時代、学生たちはマスクをしていた。捕まるのが嫌だからだ。いまは反対運動をしている人はみんな顔をさらしている。正しいことをしているからだ。逆に警察官がマスクをする。「顔を隠さなければならないような仕事をしているからだ」といわれている。

 

辺野古基地は1960年代にすでにアメリカ軍が建設を予定していたが、当時はベトナム戦争のさなかにあって新しい基地をつくる財力がないため計画を却下した。その計画が40数年たって復活した。なぜならタダで新しい基地が手に入るからだ。そのために反対運動を日本政府が全部制圧してくれるからだ。そしてメディアはそのことを伝えない。解決できない問題や難題は、先送りするか、「なかったこと」にするのがこの国の掟だといわんばかりに。

 

高江では、警察官に向かって話すときはマスクをしていないと危ない。住民が抗議をしたとき「唾が飛んだ」といって公務執行妨害で逮捕された。ここまで日本は警察国家になっている。特高警察は昔の話ではない。そして、公務執行妨害というだけで5カ月間拘留され、接見は禁止。誰にも会えない。世界的な人権団体アムネスティなどが日本に対して「弾圧国家」として告発している。安倍政権は、残念ながらそういうところまで国民に牙を剥きはじめている。

 

しかし、この実態が沖縄以外の人たちには伝わることがない。メディアも「なかったこと」にする。無視をしてしまっている。そうなると国民は目を閉じられ、耳をふさがれてしまう。そうなれば権力の側にいる人は、いかようにでも動けてしまう。まさに法治国家でなく「放置国家」であり、司法も行政の支配下にある。小学校で教えている「三権分立」は、教科書検定では外した方がいいと思う。

 

以上、長防新聞社さんへの前泊さんからの寄稿から一部を引用(全体は長文です)
引用元のソースは以下。http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/okinawanogenjoutoosupureisagakuukouhaibi.html

 

私見:マスクの段、言い得て妙だと感心させられました。辺野古の新軍事基地の問題点、換言すれば、民主主義、人間の否定、いのちの否定については、上記ソースをご覧下さい。