こんにちは！ひのははです。

昨日、相棒のまりをさんと三菱一号館美術館の「フィリップス・コレクション展」

へ行ってきました。

私にとってこの展覧会は２度目でしたが、一緒に行く人によっても展覧会の印象は変わりますね。

それぞれ、人によって作品の好き嫌いは違いますが、今回私たちの意見が一致したのは

ドラクロワの《海からあがる馬》

です。

海の透明感や波の動きが感じられる作品である上、後から複製品を見ることによって本物の色の美しさが印象に残りました。

気が抜けているというか描きたい情熱が感じられないのが、セザンヌの《ベルヴュの野》

です。

隣に展示してあるセザンヌの《ザクロと洋梨のあるショウガ壺》

は、静物たちが描かれるべくして描かれた感じなのに、風景画にはそれが感じられないという一致した感想を持ちました。

ゴーガンの《ハム》

を私は「好きではない」というと、「描かれている対象物が好きでないと特にそう感じるのではないか？」という話になりました。

それに「かつて私たちはゴーギャンと表記されたと覚えているのに、なぜゴーガンと書かれているのか？」と２人で疑問に思いました。

調べてみると、ゴーガンの方がフランス語の発音に近いとわかりました。

ヴァイオリンを演奏するまりをさんから私が教わったのは、ドラクロアが描いた《バガニーニ》

についてです。

１回目に見に行ったときは、ヴァイオリニストの肖像（？）くらいであまり印象に残りませんでした。

まりをさんによると、描かれているパガニーニってイイ男で有名な人だったんですって！

映画にもなっているくらい、人生そのものが芸術的だったようです。

この展覧会の作品展示の順番は、私にとってすんなりと受け入れられるものではありませんでした。

でも、一緒に行く人が異なると互いの感想で共感したり、意外に思ったり、知らない知識を得たりとさまざまな喜びがあります。

もし、行ったことのある展覧会に誘われることがあったら、断らずに２度目３度目と言ってみてください。

一緒に行った人によって、また違った感じに展覧会を楽しめると思いますよ。

一緒に行く人によって変わる展覧会の印象