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ジュンです
応用行動分析(ABA)って聞いたことある?
簡単に言うと、「行動の科学」を使って、
お子さんの「いい行動」を増やして、「困った行動」を減らしていくための方法なんだ。
その中でも特に役立つのが、 ABC分析だよ。
ABC分析では、行動の前後の状況を3つの要素に分けて考えるんだ。
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A:先行条件 これは、行動が起きる直前のきっかけのこと。例えば、おもちゃを取られた直後に泣いてしまうとか、難しい問題が出た時に鉛筆を投げてしまう、みたいな感じだね。
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B:行動 これは、実際に起きた行動そのもののこと。泣く、叫ぶ、物を投げる、といった具体的な行動のことだよ。
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C:結果条件 これは、行動の後に起こること。例えば、泣いたらお母さんが抱っこしてくれた、物を投げたら先生に叱られた、などだね。この結果が、その行動を繰り返すかどうかに大きく影響するんだ。
具体的な例で見てみよう!
例1:授業中に急に大声を出してしまう
- A(先行条件):難しい問題が出された
- B(行動):大声を出した
- C(結果条件):先生に別室に連れて行かれた
この場合、「大声を出せば難しいことから逃げられる」って
学習しちゃってるかもしれないよね
。だから、問題の難易度を調整したり、
先生に違う方法で対応してもらったりする必要があるんだ。
例2:「ありがとう」をもっと言えるようにしたい
- A(先行条件):友達が消しゴムを貸してくれた
- B(行動):「ありがとう」と言った
- C(結果条件):友達が笑顔で「どういたしまして」と返してくれた
この場合は、「ありがとう」って言うと友達が喜んでくれる
って経験ができたから、また「ありがとう」を言う可能性が高くなるね。
ABC分析のメリット
ABC分析の良いところは、
行動を3つの要素に分解することで、
「なぜその行動をするのか」 が分かりやすくなること。
そうすれば、その子に合ったサポート方法を見つけることができるよね。
発達障害のあるお子さんの支援では
ABAはとっても役に立つ方法なんだ。
ABC分析を使って、お子さんの行動を理解して、
適切なサポートにつなげていこう!
難しい言葉も出てくるけど
一緒に少しずつ学んでいけば大丈夫。
困ったことがあったら
いつでも専門家の先生に相談してみてね。