えらく遅くなってしまいましたが、完成したRohloff BROMPTON M14R-Xのレビューです。(^-^;

 

 

  ネットで見た情報からも、否が応にも期待の高まるRohloffの性能。

(ネットの評価見てると日本より海外での評価が高い感じがしますね。)

実際のとこはどうなんだろう、期待半分、不安半分で試乗することに。

 

  第一印象は、「ペダルが軽い!、踏み込んだ時の反応が早い!」

まず黙って乗ってもらったら、内装とは思わないんじゃないかな?

Alfine11も、初期慣らしが済んで、かなり良い感じだったんですが、

それと比べても、明らかなグレード差を見せてくれます。

 なにせ、内装変速機に多かれ少なかれ感じられる、

ペダルを回した時、特有のグリスやオイルがまとわりつくような、

ねっとり感が全然感じられないんです。

  またスムーズさとノイズの少なさと言った面では、

若干Alfineに分があるように感じますが、Rohloffも十分

静かでスムーズであると言えると思います。

 

 

 ただ、機械駆動系統が1-7速と8-14速で2系統に分かれているのか、

1-7速の使用時は、8-14速より、やや音が大きく、遊星ギヤが

回ってる感じがしますね。

 この辺は、常用ギヤを8速以上を使うようなギヤ比で

使用するように設定するのがベターだと思います。

 僕は前を48T、後ろを13Tにしていますが、

この設定でGD値が、

 1速 1.36m

14速 7.15mとなり、丁度いい感じです。

 

 

 それからデータ的には機械効率が外装変速機なみということで、

それではロードのコンポをリプレースできるぐらいの性能を

有しているのか?と気になる方もいるかと思いますが、

  さすがに、そこまではいかないでしょうか。

Rohloffも内装ギアをハブボディーに密閉して

オイル潤滑していますので、どうしてもシールの抵抗はあります。

 惰性走行時の速度の落ち方は、その辺もあってやや早いですね。

 

それにBROMPTONに組み込んだ場合は、チェーンテンショナー分の

フリクションロスの増加もありますし、

僕の車体に限れば、ハブダイナモの使用や、タイヤが

Schwalbe Marathonと、それなりに走行抵抗があるタイヤを

チョイスしていることもあって、結構ロスがあるかと思います。

 

  あとデメリットとして大きいのは、やはり重量ですね。

走りだせば重量増はそれほど気にならないですが、

速度域が大きくなるにつれ、どうしてもリヤホイールが

重量のあるはずみ車が回っている感じがします。

 

 それから変速操作には、若干慣れが必要かもしれません。

Rohloffは、インデックス機構がシフターではなくハブに内蔵されています、

またプルとリリース両方にワイヤーが接続されていて、途中にスプリングとかの

緩衝機構が無いので、グリップ操作がそのままダイレクトに変速操作となります。

 それだけに、変速時に丁寧に荷重を抜かないと、変速が固いというか

変速できなかったりします。

 できたら変速時は、一瞬ペダルを止める方が良いかもしれません。

この点にさえ気を付ければ、変速ミスをすることもなく小気味良い変速が可能です。

 

  まあ自分の好み的には、グリップシフトより、ラピッドファイヤー式の方が

好きなんですけどね。

 ちなみに社外品でラピッドファイヤーシフターも販売されています。

でも、それを買うなら、既に現在BOSHのE-BIKE車に装着状態でのみ

販売されている電動変速ユニットE-14のアフターマーケットでの正式リリースを

待ちたいところです。

 Rohloff広報によるとE-14の既存のRohloffへの互換性は保たれているそうです。

 

Rohloff E-14ユニットです。

 

組み上げてすぐ、馴らしがてら、近畿の屋根とも言われる、

大台ケ原にツーリングに行ってきました。

ヒルクライムの大会が行われるぐらいのコースですが

ギアレンジが526%とワイドレンジかつ14速もあるので、ほんと楽です。

結局、下2段と、上2段は無くても困らない感じでした。

  上に述べたようにネガティブな要素もあるにはあるんですが、

ツーリング的な用途で使う限り、ネガティブな面はおよそ

感じられなくて、気持ちのいい走行感を楽しめます。

 

  また、BROMPTONの6速をお乗りの女性数名に

試乗していただいたところ。

「ペダルが軽い。」

「ギヤが多くて楽。」

「グリップシフトがママチャリと同じで使い易い。」

「お値段が~」という評価を頂きました。(^-^;

 

 さて、今回は、実際、RohloffとAlfineを試乗してみて、

良い方をMy BROMPTON採用することにしていたわけですが、

文句なしにRohloffを正式に採用することになりました。( ´∀` )

 

  フルチタンのパチモンのBROMPTANはスポーツ志向に振っていますので

BROMPTONの方は、キャンプ道具を積んだりとかのタフなツーリング自転車

みたいなイメージでカスタムしたわけなんですが、概ね、イメージ通りの自転車に

仕上がったんじゃないかなと思ってます。

 

 後は、耐久性ですが、その辺は、今後、明らかになっていくと思います。

 

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