リアフレームのエンド幅も135mmに拡げたし、

フレームのリペイントも終わったので、早速、Alfine11を

組み込んでいきます。

 

Alfine 11本体は、SG-S700 36H

旧モデルということで、安売りしてたので購入しました。

 

 ギア比は、フロントは純正の44T

リアスプロケットはShimano CS-S500 ガードなし 18T

この組み合わせで、GD値は、

 1速  1.70m

11速  6.94mとなります。

内装変速機ということもあり、外装よりもフリクションも

大きいですし、のんびりツーリング仕様にしようと思って

全体的にギア比を低めに設定しました。

 

  組み始めて解ったんですが、

エンド幅を広げたことで、そのままでは、折り畳んだ時に、

チェーンリングが干渉して折りたためなくなります。

結局4mm程スペーサーを右ワンに挿入することで

干渉を回避しました。

BBはTANGE LN-7922 118mm、純正クランクです。

 

  エンド幅を広げると、ある程度の干渉は避けられないのですが、

もう少しクリアランスを確保したいので、後日、エンド幅拡張工具の

ローラー位置(曲げ支点)を移動しようかと思ってますが、

移動すると、その分、タイヤとのクリアランスが狭くなる傾向になりますので、

現在、思案中です。

  ただ、結果から言えば、今回のAlfine仕様へのカスタムでは、

現状で問題はありませんでした。

 

  さて、Alfineを組み込んだリアホイールをリアフレームに取り付けますが、

Alfineは他の内装式と同様回り止めワッシャーによって、取付位置が、

固定されます。

けれど、リアフレームとケーブルガイドを含むカセットジョイントが、

BROMPTONのリアフレームと結構干渉するので、干渉しない(少ない)

位置で取り付けれる回り止めワッシャーの組み合わせを探さなくてはなりません。

SHIMANOは4種類の回り止めワッシャーを供給していますが、

何種類かは、供給が止まっているようです。

 

とりあえず、  8R/ブルー8L/グリーン、6R/シルバー6L/ホワイトを購入して

試してみました。

 

これは、 8R/ブルー8L/グリーンで仮組してみた状態ですが、

このままでは、組み上げることが出来ません。

 

6R/シルバー6L/ホワイトの方は、位置的に、小改造で

何とかなりそうです。

ただ、 8R/ブルー8L/グリーンと6R/シルバー6L/ホワイトでは、

ハブを取り付ける角度だけでなく、形状というか構造が違うんですね。

写真を見てもらえばわかりますが、8R/ブルー8L/グリーンは回り止めの形状が

ナカガワ・エンドワッシャーのような形状で、6R/シルバー6L/ホワイトの方は

舌付きワッシャーの舌を曲げたような形状になっています。

BROMPTONりリアフレームに取り付ける場合、6R/シルバー6L/ホワイトのような

形状では、回り止めの掛かりが悪く、常用するには不安が残ります。

 

回り止めワッシャーを取りつける前のエンド部の写真です。

 

6R/シルバー ワッシャーを取り付けた状態です。

回り止めの掛かりが悪いのが解っててもらえるでしょうか?

 

  仕方ないので、8R/ブルー8L/グリーンの形状で、

6R/シルバー6L/ホワイトの位置関係に取り付けられるような

回り止めワッシャーを64チタンで製作することにしました。

 

まず、6R/シルバー6L/ホワイトの各部寸法、(欠円と回り止めの角度が

特に重要です。)を投影機で測定します。

 

  測定した寸法から適切な回り止めワッシャーの形状を設計し、

ワイヤカットで64チタンのブロックから切り出します。

 

  ただ、こういう加工が必要になると、同じようなカスタムを

しようと思う方の障壁になるかと思いますが、

Ebayで、チタンの回り止めワッシャーが販売されてますので、

それを利用されるのが良いかと思います。

https://www.ebay.com/itm/SHIMANO-ALFINE-11-SPEED-Titanium-Set-to-spare-up-to-60-grams/202074876969?hash=item2f0c99ec29:m:mMpdFN4c60utL7ndxZpz7WA

 

Anti-Rotation 6L/6Rを選択して購入してもらえばOKです。

ただ形状が、8L/8Rと6L/6Rをミックスした形状となってますので、

純正チェーンテンショナーに干渉するでしょうから、

若干、逃がし加工が必要となります。

 

  回り止めワッシャーの用意が出来たら、仮組して、各部チェックします。

カセットジョイントのアウター受けの部分を少し曲げてやれば、

概ね問題なさそう。

チェーンラインは、スプロケが内側に入りすぎているので、

どうやって修正しようかと思ったんですが、リヤのスプロケを

指定とは逆に裏返して入れてみたところ、チェーンラインもバッチリ。(^-^)ノ

スプロケとカセットジョイントやリアフレームのクリアランスも問題なし。

 

さあ、あとは、チェーンテンショナーです。

チェーンテンショナーは、純正2-6速用をそのまま使いたいのです。

若干、干渉するとこがあるのですが、樹脂製で柔らかいので、

ミニサンダーやリューターで干渉するところを削ります。

 後、プーリー位置を延長してもう少し出さないと、チェーンラインと合わないですし、

2-6速用ということで、スラスト方向に動くような構造になってますので、

動かないようにしておかないと、チェーン外れ等のトラブルの元になりますので

旋盤で、写真のようなブッシュを作りました。

 

  これも、特殊と言えば特殊ですが、適当なワッシャーを

利用すれば、代替品を作ることは可能だと思います。

 

  ということで、これで、諸問題は解決したので組み上げて

調整しました。

 

 

 

 

  もう組み上げて、200kmぐらい走ってますが、

非常に良い感じです。(*´ω`)ノ

次回、レビューの予定です。

 

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