双つの極を持つ男

双つの極を持つ男

僕の脳内には2つの極があります。
躁(そう)の極と鬱(うつ)の極。
なので、双極性障害といいます。
昔は躁鬱病と呼ばれてました。
躁と鬱が交互にやってきます。
それがゆえに離婚も経験してしまいました。
まあ波瀾万丈の人生です(笑)。

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クルマを買っちゃったという興奮が。

そのころから、あの悟りモードが復活しました。
前よりも強烈な。
無敵マリオ状態ってやつですかね。

職場からもぼちぼちクレーム入り始めましたが、もちろん耳に入りません(笑)。

散財→躁転、の図式は僕のアタマには無かったので、気づけなかったのも仕方ないことなのか?
これは今後の課題とします。

僕はもう解脱した、断薬するとワケワカンナイことを言いだした挙げ句、性格は攻撃的になり、その矛先は妻へと向かいました。


躁転する→散財する
なのであって、
散財する→躁転する
という図式は想定外だったんです。

入社して1年あまり、収入も安定してきたし(左うちわではありませんが)、2人のガキも喜ぶだろうと、クルマを買うことにしたんです。

って言っても、小さな軽ワゴンですけどね。


ようやく職にありつきました。
今の職場です。

緊張したのは試用期間。
前のトラウマがありますからね(笑)。

おとなしくおとなしく過ごして、なんとか越えました。

いま思えば、そのおとなしさが続いてれば……


障害者が求職するのに、障害を持っているのを大っぴらにして障害者枠を狙うのがオープンで、障害者である事実を伏せ、あくまで健常者として臨むのがクローズドなわけです。

僕はリワークのチーフと相談の上で、クローズドで行くことを選択しました。
扶養家族もいたし、症状もそんなに重篤でないというのが当時の判断です。

それにしても、5ヶ月のハロワ通いは大変でした。
何度も心が折れそうになりました。
心が荒んだ親子が罵り合ってる姿とか、見ていて本当に辛かったです。


双極性障害なんて他人事、という尊大さもありました。

まあ軽躁状態において高慢チキになるのは自分でも認めるところですが(笑)、その他の特徴と言われる無茶な散財や、放縦な女性関係などが全然見られなかったからです。

財布のヒモはむしろヨメのほうが緩いくらいでしたし、結婚してからは浮気など一度もしたことがなかったもので……。

だから、躁鬱病の人のエピソードなどに触れても、自分としてはピンとこない感じだったんです。
寛解しちゃったくらいに思ってましたね(笑)。