おとついの昼、
いつもの水曜日と同じくスタイルの近くの整骨院の先生がマッサージをしに来てくれた。
先生といろいろ世間話をしてて
先生が『最近、整骨院に空き巣が入ったんですよ~』
と言ってた
確かに他の店でも入られたという噂を聞いてた
うちも気をつけやなぁと思った
そして
その夜
時計の針は12時を周り、ジムの戸締まりして帰ろうと表に出た
ジムの目の前にエンジンをかけずに人が乗ってる不審な車が
頭に昼間の先生の『空き巣』という言葉がこだまする
俺は、つかまえてやろうと思った
通り過ぎるふりをして、近所の家の間に隠れて監視・・・
・・・
待つこと10分が経過したが動きなし
きづかれたか?
いや、
多分見えていない
・・・・・・
20分が経過
腹が減ってきた
待ちきれず、警察に110番!!
プルルル~~~♪
警察はすぐに行きますとのこと
警察が来るまで、さらに家の隙間から見張る
あまり近づくと、気付かれるので少し距離はあるし顔半分だけ出して片面で見張る
・・・
警察なかなか来ない
20分位経過して、腹の減りがピークに
帰ろうと真剣に思った
腹の減りに負けた
しょうがないか?
俺が帰っても警察が来て後でつかまるやろう
その時
パトカーが見えた
警察は到着するなり、全く関係ないジムの前じゃなく、マンションの横に停車してる、おばさんに職務質問しだした
俺は慌てて、警察にこっちですよとジムの前の車を指指す
その瞬間
車が立ち去る
一人の警察と僕はダッシュで追いかける
もう一人の警察官はまだおばさんに話かけてる・・・
少し走った時
もう一台のパトカーが来て車の前をふさぐ
車は停まった
警察が『ちょっと降りて来て、車の中を調べます』
いよいよかと
内心どんなやつやろ?
降りて来たのは
カ
カカカ
カップルでした
その瞬間
空き巣じゃなくて、ただ前に停めてただけやなぁと悟って
俺は恥ずかしくなった
警察に用事があるから帰ると行って
驚いてるカップルと警察官5人を残して立ち去りました。