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日本全国スーパー探訪、地方食文化の欠片を探す旅

各地のスーパーマーケットを巡り、御当地の隠れた名物、裏名物を探ることで食文化やその文化圏、流通圏、境界線まで探り、観光や土産の開発など何処かの誰かのお役に立てればという試みです。

皆様お久しぶりです。
初めましての方、初めまして、珊瑚LOWと申します。
以後、よろしくお願い致します。


さて、ここから当blogの方向性を少しばかり転換させて頂きます。
…とは言え私自身の中では根幹は変わらないつもりです。


私、少しばかり早く、地元酒田市に帰省させて頂いておりました。
7/22(金)より本日7/28(木)までの一週間、ずっと何をやっておったかと言うと…


ポケモンGO!!

偶然にもこの帰省中の23日(土)に配信されたわけで、暇な田舎の夜のこと、ポケモン世代より上の33歳、それなりにやりこむことになってしまいました。
※昼は実家の大掃除を手伝ったり庭木の刈込なんかをやってます、一応。

恐らくこの時期に都内にいたならば、仕事柄もあって、決してそこまではまることもなかったことでしょう。
タイミングというのは恐ろしいものです。

ここ連日、深夜は日和山公園に通っていたわけですが、やはりただ何も考えずに楽しむことのできる性格ではないらしく、様々なことを考察してしまったので、そのうちのいくつかを書かせて頂きます。



以下、本文


まずは現場の状況を記述する。

①各日の人出

22日(土)、配信初日。
日和山公園到着は24時前後。
酒田の総鎮主である日枝神社側の駐車場に駐車、付近より歩き回って10名少々確認。
ちなみにポケモンGO配信以前は、22時のライトアップ消灯までにカップルを見かける以外、夜の人出は皆無に近い。



日和山公園、池側駐車場周辺

24日(月)及び25日(火)
25時前後、ゲームの進行に必要なアイテムを入手できるポケストップの集中する日枝神社側の駐車場と坂を降りた池側の駐車場に分散して人が集中、そして公園内を移動の模様。
総勢20人前後と推定。

26日(水)
15時にポケストップが3ヶ所至近にあるマリーン5清水屋周辺より中町商店街周辺を散策、夏休みとあって高校生大学生らしき若者から中年までスマホ片手に歩いている方々が約15名程度。
ドーナツ化した地方都市中心部の商店街として考えれば決して少なくはない。
その後日和山公園にて高校生大学生くらいの若者を10名程度確認、そして一時帰宅。

再度21時半くらいに日枝神社側駐車場到着、こちら側だけで最大40名ほど確認。
ライトアップ消灯以降徐々に減少、その後坂を下り、下の駐車場で15名ほど確認。
重複はあると思われるが、それを差し引いても40名から50名は公園内にいたと推測、26時を過ぎても車の往来多々あり、駐車場の車内を含め10人以上はこの敷地内にいたと思われる。
本日になって初めて巡回のパトカーを確認。


男女比率に関しては各日ともおよそ8:2、多くは圧倒的に男性のみ単身もしくはグループ、男女混合もしくはカップルであった。
女性のみのグループは早めに消える傾向にある。


さて、ここまで読んで、いわゆる「大人」=固定概念の方々は眉を潜めるであろう。
「べき論」で言えばそれは真っ当なことかも知れない。

しかし現実を考えるならばそれは利口なことではないように思われる。
パイレーツビル周辺の飲食店街を除くと、20時にもなれば人=歩行者の往来がなくなるこの街で、これだけの人数が出歩いているという事実に対する意義は決して否定できないであろう。

当然ではあるが、想定しうる犯罪は未然に防ぐ対策を急ぐ必要がある。
それはただ単に犯罪を抑止するという消極的な理由では決してない。
防ぐべきは犯罪発生による萎縮、地方活性化の可能性を秘めたこの芽が摘まれてしまうことを防ぐということにこそ目的がある。

その為には警察及びそれに準じて防犯を目的とする各組織が、このゲームをよく理解する必要はあるし、実際にプレイして何がどのように楽しいのか、何故多くの人をそこまで魅了するのかなどを理解する必要がある。

どういった理由でどのエリアで犯罪が発生する可能性が高いのか、ゲームによる活性化の恩恵を潰さずに防犯を強化するにはどうするべきなのか、などを考えて対策を講じねばなるまい。

また、防犯、事故防止の為には各方面で対策チームを組織して任天堂に要望を出すことも必要であろう。
それは経済活性化及び観光強化という積極的な面からも同様である。

※尚、現時点でポケモンGOを配信するナイアンテック社はポケストップ削除要請フォームを設けており、それに関する説明はこちらに掲載されている。
基本的には削除要請であり、新設リクエストは現時点では受け付けていないのだが、今後どのように変わるかは当然わからない。

いずれにしても「大人」=「経済の当事者」こそが実際にゲームをプレイして、その魅力を理解することが必要なのではないだろうか。


一方ではただ楽しい、もう一方ではただみっともないと眉を潜める…だけで終わってしまっては非常に勿体ない現象が今、目の前で起きている。

百歩譲って冷静にこの現象を見つめると、さほどの経済効果も地域活性化もなくブームは終わるかもしれない。
しかし、だからと言って否定的に蚊帳の外からケチを付けて終わるのは如何なものか。
関係各所、少しでも何かしらの行動を起こす意味は大いにあるのではなかろうか。