マカオの日本人経営カフェ。 -34ページ目

マカオの日本人経営カフェ。

2012年、マカオ店「Cafe Little Tokyo」
を出店。
2015年にマカオ2号店「Tokyo Kitchen」を出店
2017年、マカオ2号店「Tokyo Kitchen」を売却。
現在のマカオ情報を配信。

マカオに天丼屋のチェーン店が来ると聞いたのは
去年の11月のことだった。


場所を確認して12月にはOpenする予定だと知る。

しかし12月にほぼ出来上がっていた店舗が
何故かさら地になっていた。


おそらくマカオの飲食ライセンスのルールを知らずに内装を作ってしまったのだろう。
僕自身もあったことだが、マカオの洗礼を受けた感じだ。

 

そこから2ヶ月が経ち、
一昨日の土曜日に内装を一からやり直した
天丼屋がグランドOpenを向かえた。

 

今日、様子を伺おうとランチすぎに向かった。
5、6人が並んでおりまずまずのOpenだろう。

入り口のレジ横に40代の日本人が
天丼屋らしい白の割烹着で立っている。

 

「あ、日本人の方ですよね。僕もマカオに住んでます」

そんな入りで会話を始めた。

やり直した工事、大変でしたねと話すと
よくご存知でと、一気に距離を縮めた。
彼はここの責任者らしい。

 

その後、慣れないマカオでの仕事の話を聞く。

「僕は今日Openの2時間前に来たんですけど、マカオ人のオーナーの子がOpenの時間ちょうどに来たんですよ。だからガツッと言ってやりましたよ。本当信じられないです。スタッフにはかなり怖がられてますよ」

 

そうか、ここは直営ではなくマカオ人が買ったフランチャイズなのか。オーナーって金出してる立場の子にそれもないだろうな。

「いやーマカオ人は基本時間にはルーズですからね」

 

「でもちゃんと一本スジを通して、しっかり話したほうがいいですよね!」

 

「あー。でもそれって僕も来たばかりのころ、感じましたけど。結局ここはマカオですし、マカオ人にもプライドはあるんで、怒ったりするのは得策ではないです。うまくやんわりと話したほうがいいですよ」

 

「そうですか」

 

おそらく彼はまだ納得している様子ではなかった。
無理もないか、初海外の仕事なんだろう。

 

しかし日本の一本のスジが
このマカオでは通るわけもなく
なんでこのひと怒ってんだろくらいにしか思われない。

怒っていいことは何一つなく
マカオ人に怒ったら負けなのだ。

 

「今度時間あるとき、飲みましょうよ」

僕は名刺に電話番号を書いて手渡した