おはようございます。
寒さ厳しいおり、みなさまいかがお過ごしですか。
いつもブログをご覧頂き、また、いいね!も沢山つけて下さり
誠にありがとうございます。
前記事で取り上げた自著「父がくれた悪性リンパ腫がくれた悪性リンパ腫」ですが
レビューで五つ星評価もいただき、おかげさまで順調な滑り出しです。
闘病記は暗さを伴うものだから、その病気に強い関心がないと読む気がない、という方もおられます。
それはご心配いりません。私と父がいかに前向きに明るく交流しながら闘病したかが描かれています。
元々、単純な性格で、病気を苦にしない親子だったもので。
また、全編105ページの書き下ろしですが、粛々と内容を読む感じではなく、
<目次から、読みたい章にジャンプできるように工夫>しました。
以下が目次ページの画像です。
それぞれの章の横にラインが引いてありますよね。
クリックしてその章に行けるようになっています。
特に興味やご関心のある章から読むことができます!!
様々な工夫をこらし、専門用語による病気や治療の説明もなるべくわかりやすくしました。
なお、公式紹介文は以下です。お時間のある時に読んでいただけたら幸いです。
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「父がくれた悪性リンパ腫」 公式紹介文
悪性リンパ腫は白血病、多発性骨髄腫と並んで、血液の3大ガンと言われています。
しかも近年、徐々に患者数が増えていることが伝えられており、その原因はまだ判明していません。
私はその悪性リンパ腫のサバイバーです。病気に対して「サバイバー」という言葉自体、
ここ十年くらい前からよく使われるようになりました。
私はこの病気を2012年夏の検査で判明したと同時にステージ4と告げられました。
悪性リンパ腫はステージが4までしかないので、末期と言ってもいいような状態で
実際に抗がん剤投与治療中に危ない橋を何度か渡りました。次の年に何とか生還を果たしたものの、
その後再発し、また生還を果たしました。
サバイバーとは「長期生存者やがんや難病を克服し続けている人」といったイメージで使われているので、
まさしく私はがんサバイバーです。
ここまで書いてがんの表記が「癌」でない事に気づいた方もおられるかと思います。
厳密に言うと癌は一般的には胃がんや乳がんといった固形の悪性腫瘍を指します。
それに対して漢字を使わないがん(ガン)は全身にがん細胞やがんの腫瘍が及んでいるものを指します。
血液ガンはまさしく全身性なので癌という漢字は使いません。
全身性だから手術でその部分だけを切除して完治というわけにはいかず、基本的に抗がん剤を用います。
抗がん剤というと「副作用」「化学物質の最たるもの」といったイメージが強いせいか、忌避する方もいます。
私も抗がん剤治療を何度かする中で、治療を非難されたり、他の療法を勧められた事もありました。
そのぐらい長期抗がん剤治療は心身共に厄介なものがつきまとう事が多かったのです。
さらに私が「この病気とどれだけ付き合えばいいのだ!」と頭に来たのは、実の父も同じ悪性リンパ腫を発症した時です。
ちょうどその時、私自身も悪性リンパ腫が再再発し、検査と治療時期の検討に入りだした段階でした。
寝ても覚めても悪性リンパ腫。自分のリンパ腫の治療の少し前に父の抗がん剤治療開始。
父は高齢だったので、自分の悪性リンパ腫などどこ吹く風になってしまい、父の見舞やどうしたら良くなるのか調べたり、
自分より父の容態優先の時期がしばらく続きました。今思えばかけがえのない、後になって懐かしく思う体験でした。
父との二人三脚闘病・・・。
実は父とは小さいころに両親の離婚で生き別れになっていて、三十年近く会っていなかった経緯がありました。
その父と再会できたのは、風の便りで私の病気を聞いた父が人づてに連絡してきた事がきっかけでした。
悪性リンパ腫のおかげで「瞼の父と再会」。どこまで波乱万丈なのだろう。
私自身はいわば「医療オタク」でもあります。大学を卒業後、教員の仕事をしながら医療福祉の専門学校でも学び
、医療の基礎知識はありました。また、実習や研修、ボランティアでも病院や施設などに何度も行っていたので、
病気に慣れているフシはあります。
現に持病の喘息を治すべく、喘息やアレルギーの書物等を読み漁り、自ら体質改善をして克服した過去もあります。
悪性リンパ腫罹患の十年近く前に私はバセドウ病も発症し、放射線治療を経て、投薬と経過観察で済む状態となり、
そこでも病気についてしらみつぶしに調べたり、体験談をチェックするなどオタクらしい闘病生活を送ってきたのでした。
私は他にも難病など持っていて、そちらの症状も出ていたにも関わらず、悪性リンパ腫から生還できたのは運もあるのと同時に
医療機関に恵まれたことや、自己コントロールもうまくいっていたことが少なからず影響しているかと思います。
そういった中で、一番辛かったのは、やはり父の悪性リンパ腫闘病過程で、父の容態が悪化し最終的に亡くなってしまった事でした。
せっかく会えた瞼の父。悪性リンパ腫がきっかけで再会を果たし、悪性リンパ腫で今生の別れともなった父。
これも運命だったのかと思えば仕方がないのですが、父の闘病とも向き合い、さらにがんサバイバーとして成長したのも事実です。
父と私は同じ大学病院で抗がん剤治療を受けました。父が私と同じ病院がいいと言ったからです。
我儘な父と娘の面倒を病院側もよく見てくれたものです。
あきらめない、どんな状況になっても意味のない事はない。
父と娘はそんな感じで、同様のしぶとさも兼ね備えていた、正真正銘の親子でした。
本の中では父と私を取り巻く家庭環境、家庭問題にも少なからず触れています。
あらためて、ここで私達に関わり、支えて下さった医療関係者、家族、友人や知人に感謝を申し上げたいと思います。
私の悪性リンパ腫・再再発は寛解という喜ばしい結果に至りましたが、しつこいこの病はまたいつ牙をむくかわかりません。
本の中でも、悪性リンパ腫及び血液ガンに関する基礎知識、長きにわたった闘病生活、入退院で垣間見た闘病仲間の事など、
たくさんのエッセンスが含まれています。
この書物において、同じ病で悩む方々やそのご家族、ご友人。また、ガンについて不安な方などに、
少しでも参考になる部分があれば幸いに思います。
*文中における(私)の他の病気とは「シェーグレン症候群」「糖尿病」「バセドウ病」「喘息」「三叉神経痛」「躁うつ病」です。
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この本のページURLは以下です。
一人でも多くの方が、ご関心を持たれることを願ってやみません。
ややもすると涼みがちな闘病生活にエールを送る思いも詰め込みました。
どうぞよろしくお願い致します。
日本ではインフルエンザが流行していると聞きました。
皆様くれぐれもお体ご自愛くださいませ☆彡
私も気をつけます☆彡
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