視能訓練士国家試験
東京都の視能訓練士ケイです
今日は、
【屈折の単位】【屈折異常】についてです
カメラのレンズ系に相当する角膜と水晶体を、眼の屈折系と言います
眼の屈折状態は無調節の状態で平行光線が目に入り、
角膜と水晶体で屈折して光線が像を結ぶ位置により決められます
角膜の屈折力、水晶体の屈折力と眼軸長(角膜頂点から網膜までの距離)
がつり合い、遠くのものが網膜上に焦点を結ぶ眼を正視と呼びます
【屈折の単位について、ジオプトリー】
眼およびレンズの屈折力の単位は、ジオプトリーと言い、「D」で表されます。
ジオプトリーは、D=1/焦点距離(m)で計算されます。
1Dとは、1mで焦点を結ぶ屈折力であり、50cmで焦点を結ぶ場合は2Dとなります。
角膜の屈折力は約40D、水晶体の屈折力は約20Dです。
視力(右)=0.4(1.0×−2.5D)
0.4は裸眼視力
1.0は矯正視力、
−2.5Dは2.5Dの凹レンズの意味で、
2.5Dの凹レンズを使った矯正視力が1.0であることを表しています。
【屈折異常】
角膜の屈折力、水晶体の屈折力と眼軸長が釣り合わず、
網膜上に焦点を結ばない状態を屈折異常と言い、
近視・遠視・乱視などがあります。

①近視
近視とは、平行光線が無調節状態の眼に入った時、
網膜より前方に像を結ぶ屈折状態のことを言います。
近視は角膜や水晶体の屈折力が強い事による屈折性近視と、
眼軸長が長いことによる軸性近視とに分類されます
また、先天性のものと後天性のものがあります。
「先天性の近視」は、
遺伝性でしばしば黄斑部の変性や萎縮などをきたすもので、病的近視と言われます
「後天性の近視」は、
単純近視と呼ばれ、近業作業の影響を受け、眼組織の気質的異常を伴わない、軽度から中等度の禁止です。成長とともに学齢期に生ずるので、学校近視とも呼ばれます
「偽近視」とは、
毛様体筋の緊張が更新することにより起こる、近視に似た屈折状態に名付けられたものです
近視じょうたいになるという点で機能的には同じですが、調節力の異常によるものであるため全く異なります
②遠視
遠視とは、平行光線が無調節状態の眼に入った時、網膜より後方に像を結ぶ屈折状態のことを言います。
乳幼児は一般に遠視ですが、子供の時にはある程度までの遠視は普通です。
成長とともに眼軸が伸びてくるため、通常6〜7歳で正視となります。
遠視も近視も同様に屈折性遠視と軸性遠視があり、小眼球では眼軸長が短いため遠視となります。
③乱視
乱視とは、屈折力が屈折点により異なるために、焦点を結ばない状態のことを言い、正乱視と不正乱視とに分けられます。
「正乱視」とは、角膜や水晶体のカーブが方向によって違うため(例:ラグビーボール)、屈折力が縦と横、あるいは斜めで異なり、焦点を一点で合わせることができません。主に角膜のひずみが原因ですが、近視や遠視と組み合わさって起こる場合がほとんどです。正乱視があると一方的の線のみが明確に見えますが、他の方向はぼやけて見えます。
「不正乱視」は、炎症や怪我などによって角膜表面に凹凸が生じたために正常に像が結ばれない状態を言います。
④不同視
左右の眼の屈折度が異なるものを言い、通常2D以上の差があるものを言います。
角膜・水晶体などの屈折力の差によるものを屈折性不同視と言い、眼軸の長さの差によるものを「軸性不同視」と言います。先天性のものと後天性のものがあります。後天性の代表例は片眼水晶体摘出術後の無水晶体眼です。
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