で、ここで間違ってはいけないのが、アクセント辞典に掲載されているのが正しく、そうでないのは間違っているという解釈をしてはならないということです。
そうなってしまうと、各地方に古くから伝わる「方言」という文化を否定することになります。
そして特に我々も気をつけなければならないのが、アクセント辞典の中でも「第1番目」に載っているアクセントがより正しく、「第2番目」に載っている方は第1番目より劣るという認識は間違いだということ。NHK側としては「どちらでも推奨」とのスタンスとのことです。
あくまでNHKアクセント辞典は「学問」というより、放送の現場の「目安」ということのようですし。
(その点の解説についてはこちらこちらを参照してください)
そういった意味においても、今回の改訂は「より時代に沿ったもの」であり、「より許容範囲が広がった」と解釈しても良いのかもしれません。
記号表記が変わったので、こちらは慣れるまでは大変かもしれませんが、私としてはわかりにくさは感じませんでした。
そもそもなぜアクセントなんてこだわるのか。
アナウンサーは気にしてもナレーターは気にしなくても良いのではないか。と言う方もいました。
私も一部この意見に納得しますが、私は「知ってて損することはない。知らないと苦労することもある」と思っているので。いわゆる「型があって初めて型破り、型がないものはただの型なし」です。
事実、現場に出てアクセントで苦労したことがあります。そんなことで表現が縮こまる、思った通りのプレイが出来ないなんてのはもったいない、損だ!と思うので、常に一個一個気にしながら今もいます。放送の現場に携わっているので。
プラモデルで言えば、「バリを取らなくても完成するけど、バリを取った方が綺麗にできる」みないな感じかと僕は思うのです。
…ちょっと違う?
ちなみにナレーターというアクセントも、これまでは「ナ ┐レーター」でしたが、「ナレーター(平板)」が加わりました。出来たら平板で呼んでほしいです。
