こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

朝晩、すっかり肌寒くなってきて、クラスの途中でもくしゃみをしたり、お鼻をかんだりする生徒さんが見受けられるようになりました。
残念なことに治療薬が完成しないまま、コロナが再び勢いを取り戻しつつあるようですから、3つの首(手首・足首・首)を冷やさないようにするなど、体調管理を心がけましょう。

プレエレメンタリークラスでは、少しずつバーでのワークに慣れてきました。
小さい子どもたちにとってバーでのワークは、お約束が多くて少し窮屈に感じられることもあるかもしれません。

まずは「バーは鉄棒ではない」のでぶらさがったりしないこと、そしてバレエのワークの一環として行うので「バーの持ち方」や「バーとの距離感」も学んでいきます。

またそのようなレッスンでのマナーは、時に子どもたちにとって「じっとしている」だけに感じられることもありますし、身体の準備と心の準備が整わなければ、ワークをスタートさせられないので、動き回りたい子どもたちにとっては少し大変な時間でもあるのです。

ですが、この「じっとしている」時間は本当はじっとしているわけではなくて、身体的(姿勢保持の筋肉を育てる)にも精神的(実施するワークへの集中力を高める)にも刺激を入れながら、「より良い自分」を探している大切な時間でもあります。

プレエレメンタリークラスでは難しいワークはほとんど行わず、先に述べたようなことを学んで行くためにバーでのワークを行っています。
それでもひとつひとつのワークを良く理解して、トライしている生徒さんの姿を見ると、これからの成長にわくわくして、ついつい欲張って課題を手渡したくなってしまうほどです。



ただし「バーに掴まって運動する」ということは、身体操作性や運動性の向上に限って見れば、時に不自然でナンセンスな練習方法でもあり、そのような「不自然な」バレエのワークだけを実施していると、その不自然さを乗り越えられるだけの「身体の条件の良い人」や「気合いと根性のある人」しか成果を出せなくなってしまいますから、バーでのワークと平行して「身体を自然に動かす」時間や、身体操作性や運動性を向上させる時間をしっかり確保していきたいと考えています。(木村)





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