こんにちは、池上校講師の木村美那子です。
前回の記事では、ベビーバレエで多様な動きを身につけることの大切さをお伝えしました。
今回の記事でもイメージが先行する「なんちゃってバレエ」の危険性もお伝えしつつ、プレエレメンタリークラスで大切にしていることをお伝え出来れば、と思っております。
バレエのレッスンのイメージと言えば、180°の開脚や頭と足先を付けた「えびぞり」などの柔軟体操を思い浮かべる方も多いかと思います。
またバレエを習う人の憧れはキラキラしたお衣裳と、トゥシューズでしょう。生徒の皆さんも「トゥシューズを早く履きたいなぁ」と思っているかもしれませんし、保護者の皆さまも「うちの子はいつトゥシューズを履けるのかしら?」とお考えかもしれません。
ですが、子どもたちの骨の成長は意外と遅く、中学生、高校生、ともすれば成人になるまでにかかってしまう場合もあります。
そのような骨や関節の状態で、上から体重をかけてストレッチをしたり、トゥシューズを履いたり、動きのバランスの偏った振り付けを繰り返すことは、子どもたちの運動性の向上にブレーキをかけてしまうだけでなく、過度な負担をかけてけがへと導いてしまうかもしれません。
プレエレメンタリークラスでは、ベビーバレエから引き続いて運動性の向上に重きを置きつつ、少しずつバレエのワークを学んでいきますが、先に示した理由から、このクラスではテクニックをはじめとする何かを完成させることを目標とせず、スムーズに動かせる手足と、それらをコントロール出来る体幹を丁寧に、しかもお子さまたちの「楽しい!」をなくさないようにしながら身につけていけたら…と考えております。
それらを身につけることで、ようやくバレエのポジションの習得や、スクールの共通の目標である「正しく立つ」ことへの第一歩が始まります。
この大切な時期を、生徒の皆さんと一緒にコツコツと、そして一歩一歩より良いバレエに向かって歩んでいけることを楽しみにしています。
ベビーバレエ、プレエレメンタリークラスにご興味をお持ちいただいた皆さま、ぜひ池上校のスタジオへ足をお運びください。(木村)
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