ここ大阪も緊急事態宣言が発令された。
それでも去年四月に比べ、町に出ている人は多い。
人それぞれ町に出る理由はあるだろう。
しかし、これだけメディアが医療体制が逼迫していると声を上げても出歩く。
ウォーキングを兼ねて、京橋まで様子を見に行った。
15時頃から開いている人気立ち飲み屋などは密状態でマスクなしに大声で話している。
緊張感は見られない。
ニュースで街頭インタビューを受けている人に相当違和感を感じた。
理解できなかった。
そこで考えてみた。
「出歩いている人達はみんな寂しいのだろう」
これが結論のような気がする。
さすがに私も「寂しさ」を感じるようになってきた。
冬の寒さのせいもある。
ただ、人と触れ合えない寂しさは自分の中でも相当なストレスになってきている。
引きこもって自分の世界観を楽しめる人はいるだろう。
でも、大概の人は色んな人と楽しくコミュニケーションを取り、辛い世の中を耐えてきた。
それが制限され、人は今までの自分の防御壁の崩壊で、精神も崩壊しかけているのではないか。
4月の緊急事態宣言では国民は初めての事で恐怖もあった。そしてそこには「興味」的感情もあったかもしれない。
しかし今回はそれも薄れ、寂しさに耐えられず人は町に繰り出しているような気がする。