いくら頭でわかっていても、気持ちも心もついていかない。

愛別離苦の悲しみはなかなか癒されるものではない。

現代は「苦痛を逃れるための発明や便利なもの」が溢れているだけに一層あきらめがつかないのかもしれない。

失った人を悲しむためのスキルも伝えられていない。
だから、愛別離苦の悲しみに捕われ続け自分自身を見失ってしまう人が増えているように感じる。


人を失うことが辛いのは、誰かを愛した証。
愛せる人に出会えた幸せ。

体や心を壊すほど、嘆き悲しむのは亡き人の望むことではなかろう。