ソファに座ってたら、
シンディが顔をスリスリこすりつけてきた。
「なに? どうしたの?」
「えへへ~」
「顔の皮脂をとってるの」
「フェイスケアだお」
き、きたない!
ソファに座ってたら、
シンディが顔をスリスリこすりつけてきた。
「なに? どうしたの?」
「えへへ~」
「顔の皮脂をとってるの」
「フェイスケアだお」
き、きたない!
喉がイガイガします。
(花粉?)
昨晩、シンディにそのことを訴えたら
「そうなんだぁ、痛いんだぁ~」
「……」
「まぁ、それは置いといて」
置いとくな!
少しは心配したまえ。
顔が良くても、モテるとは限らない。
※シンディが美形であることは実証済み、
ということにして、話を進めさせていただきます。
人は顔じゃないのです。
雰囲気とか、趣味の広さ、会話のおもしろさで
好きになるのだと思います。
見た目がどんなにキレイでも、
中身がなければ人形と同じ。
私は見た目で恋をしたんだけども。
こんなのは少数派ですよ。
シンディはどこへ行っても
「いい男、いい男」と褒められるけど、
実際、まったくモテませんから。
「遊んでるんじゃない?」とも言われる
らしいけど、
全然遊べてない。
可哀想になるくらいに…
彼女には隠してるんだよ、
とツッコミが入りそうですが、
絶対にそれは無いんです。
浮気してたら、
むしろ褒めてあげる。
今はそんな心境です。
近くのスーパーで買い物して
帰ってきたシンディ。
「卵買ってきてほしかったなぁ」
卵、切れちゃったの。
ないと不安になるよね、卵。
「あー・・・」
「ごめん、テレパシーの調子悪くてさ」
大丈夫、私もそんなもの使えない。
しょうめい【証明】
(1)理由や根拠を明らかにして事柄が真実であることや判断・推理などが正しいことを明らかにすること。
「無実を―するもの」
(2)〔数・論〕 真であると前提されるいくつかの命題(公理)を用いて、ある命題(定理)が真であることを論理的手続きに従って導くこと。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
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シンディは本当にイケメンなのか?
顔が好きで付き合っているのだから、
この部分がブレるとマジで困ります。
毎日、顔を突き合わせていると、
私もなんだか分からなくなってきて、
「こいつは本当にキレイなのだろうか?」
と顔をじーっと見つめてしまうのです。
シンディをイケメンだと定義する理由。
その1
・面食いの私が一目ぼれした。
好きな男優は、北村一輝です。
どうにでもしてくれ。
その2
・仕事仲間に褒められる
シンディは、プログラマという職業上、
数ヶ月のプロジェクトで仕事場やメンツが変わる。
どこに行っても必ず、容姿へのコメントを受ける。
その3
・見ず知らずの人に褒められる
おっちゃん、おばちゃんに「いい男だね!」
と言われる確率の高いこと。
「芸能人?」と聞かれた時が一番ウケた。
その4
・青りんごの仕事先のMマネージャー♀に
褒められた。
そんな感じ。
だから、イケメンの範疇の中に入っている!
そう信じています。