遠きは花の香

遠きは花の香

日々徒然

千利休の茶室は, その狭さから物理的に荷物の類は持ち込むことができなかった. 


『わび茶』をするためには, 一旦身につけている衣服以外の物品を外に置かなければならない. 


刀, 農具, 工具, 商売品といった, 身分に紐づく荷物は茶室に持ち込むことが出来ないのだ. 


そのことから, 草庵茶室の中では "貧富の差や身分の違いもない" という思想へ繋がることとなる.